春が旬のたけのこ。スーパーなどにも生のたけのこがズラリと並ぶようになりますね。
水煮は一年中売られていますが、生はこの時期しかないので特別美味しく感じてしまいます(^^♪
たけのこは時期になると大量に収穫できるので、ご近所さんからいただくことも多いと思います。
しかし、いくら美味しいといってもそんなに大量に食べられるものではありません。
出来るだけ長く美味しく保存する方法があれば、急いで食べたり、腐らせたりということがなくなるのでありがたいですよね。
今回は、腐ったたけのこの見分け方や、正しい保存方法と賞味期限などをそれぞれまとめてみましたので、是非参考にしていただけたらと思います♪
たけのこが腐るとどうなる?見分け方のポイント
たけのこは実はとってもデリケート。保存方法を間違えるとすぐに傷んでしまいます。
一般的には茹でてから冷蔵保存する方が多いと思いますが、いざ使おうとしたときに「もしかして腐ってる?」と不安になったことありませんか?
たけのこが腐ると味や見た目に変化が出てきますので、見逃さないようにしましょう。
味、匂い
たけのこが腐ると味や匂いが酸っぱくなるようです。
水煮で売られているものは、加工時に酢などを使用している為もともと酸っぱい味や匂いがしますが、明らかに購入した時とは違った味、匂いがする場合はやめておきましょう。
見た目
たけのこの周りや浸けている水がピンクに変色したら、カビが生えている可能性が高いです。
また、重症のものだと茶色く変色し、周りが溶けてきます。こうなったら明らかに腐っていると分かりますよね(^^;
白い粒々が付いているのは?
たけのこを切ったときに中に白い粒々が付いていることは多いです。
「カビかな?」と思った方もいるかもしれませんが、これは“アミノ酸”です。
たけのこを加熱すると成分が溶けだし、冷ますことで固まっているのですね。これは食べても問題のないもので、むしろ美味しいたけのこには、より多く付いているものです。
そのまま食べることに抵抗がある方は、一度茹でると再び溶けるので綺麗に取ることができますよ。
茹でたたけのこはどれくらい日持ちする?
たけのこは生では食べられないものなので、下茹では絶対に必要ですよね。
茹でたたけのこは水につけて冷蔵庫に入れる方が多いと思いますが、これで大体1週間もちます。
茹でた後もアクは出続けるので、水は毎日入れ替えると良いですよ。
茹でた後、濃い塩水につけておくと保存期間を一か月まで延ばすことができます。
この場合はそのまま食べると塩辛くなってしまうので、塩を抜く作業が必要になります。
他にも、醤油と砂糖で薄く味付けをしてから保存する方法もあります。
いずれにせよ、冷蔵保存したものは1週間を目途に食べきることをおすすめしますよ。
長持ちさせる上手な保存方法
とはいえ、たけのこを大量にいただいた場合など一度には食べきれないということもありますよね。そんな時に保存しやすいのが、冷凍保存の方法です。
通常通り下茹でしたたけのこを調理の用途に合わせてカットします。乱切りや細切り、いちょう切りなど何種類か作っておくと使いやすく大変便利です。
冷凍する際はしっかりと水分をとっておくことが重要です。キッチンペーパーで拭くか、少しの間天日干しにしておくと良いでしょう。
水分が取れたら、ジップロックなどの密閉容器に入れて保存しましょう。使うときは解凍せずにそのまま調理に使えますよ。
この方法であれば1か月はもってくれます。
この期間を過ぎても食べられないわけではありませんが、冷凍焼けを起こしてしまい食感や味が落ちてしまいます。冷凍しても、出来るだけ早く食べてしまいましょう。
こちらにも、冷凍保存の仕方を詳しく記載しています。
ぜひ確認してみてください。
生のままのたけのこは長持ちするの?
野菜は大体の物が収穫した時の状態を変えないことで長持ちします。
土の中の物は土がついた状態で常温保存が長持ちする保存方法ですが、たけのこは違います!
たけのこは、収穫した瞬間からアクが増えていきます。アクは“えぐみ”の原因ですよね。皮が付いたまま置いておくとどんどん味がおちていきますよ。
皮つきのものを購入、またはいただいた際にはすぐに下茹でをし、冷蔵・または冷凍保存をしましょう。
まとめ
今回はたけのこ腐った時の状態についてや、保存方法をお伝えしました。
保存方法については、まだまだたくさんの方法があるようです。
・塩漬けにする
・瓶詰めにする
・砂糖をつかって冷凍する
などなど……、皆さん色々と試されていますよ。
保存方法によっては1年もつものもあるようですが、やはり味は落ちるみたいですね・・・。いずれにせよ、獲れたての美味しさに勝るものはありませんからね!
炊き込みご飯に天ぷら、あえ物などバリエーション豊富なたけのこ。今年の春も美味しくいただきましょう(^^)/