お餅に生えているカビって緑色、赤色、黒色、気づきにくい白色のものだったりしますよね。臭いが気になることもあったり。
私が子供の頃、「カビを取れば食べられる」と言われ実際に食べていました(;・∀・)
でも大人になった今、それは本当に大丈夫なの?と疑問を抱くように…
同じような方がいらっしゃるのではないでしょうか?
それから実家では、お正月明けなどの時期、水を張ったボウルや樽に餅が入っている光景をよく見ます。
あれ、なんなんだろう…
餅を水の中に入れとくとカビが生えないの?
カビが生えても水の中に入れとけば無毒化するの??
そんな疑問について調べました!
また、お餅の上手な保存方法についても紹介します(*´▽`*)
カビのついたお餅は食べられる?
年末にお餅をついてお正月を迎え、お雑煮を食べる。うまっ!
何日かたち、まだお餅残ってるしちょっと食べようかな…とお餅を見つめたまま
フリーズ。
カビが生えてる~(泣)
お餅に生えているカビ。色だけでも様々。なので種類も多いということになります。
アレルギー体質の方も多いかと思いますが、やっぱり発がん性の高い毒などアレルギーを起こす、アレルゲンも出すようです。
お餅を湯通しすれば大丈夫なんじゃない?という考えも出てきますが、そうとも言い切れないこともあるようで、100%安全とは言えません。
美味しくお餅を食べる、体への影響を考えるとしたら、答えは
「カビのついたお餅は食べられない」ということになりますね。
カビの原因と水につける理由
お餅のカビ。なんでこんなに早くカビが生えちゃうんでしょうか?
「温度」 「湿度」 「酸素」 「養分」
カビ菌が喜んでしまう条件が揃うと、あっという間に増えてしまうんです。
詳しく見ていきましょう。
カビの原因について
温度
20℃~30℃がカビの好む温度。
その中でもいちばん発生しやすくなるのは25℃前後なんです。
じゃあ高い温度なら?低い温度なら?と感じる方もいるかなと思いますが、ダメなんです。
高い温度ではカビの発生がほとんど止まるようですが、カビ菌が無くなる訳ではありません。低い温度を好んでぬくぬくと育つカビ菌もあるので、冷蔵庫内が絶対安全とも言い切れないそうです。
湿度
カビはジメジメーっとしたところが大好きです。
空気中の湿度が80%以上になるとカビは発生。徐々に増えていきます。
冷蔵庫の中は、年間を通してお部屋の中よりも湿度が高いので、ちゃんと保存しないとカビが発生しちゃいます。
お餅の表面の水分も利用して、カビはどんどん育っていくのです(泣)
酸素
カビもやはり酸素がないと育ちません。
お菓子などには “食べられません” と記載されている小さな袋が入ってますよね?
これは、脱酸素剤というものです。役割は酸素を吸収して、酸化、カビ、細菌からお菓子を守ってくれているのです。
養分
カビが大好物としているもの。
それは炭水化物、脂肪、アミノ酸、無機塩類など。
お餅の中には炭水化物、水分、脂質、灰分。カビの大好物がたくさん入っているんです。
お餅を水つける理由
お餅を水につけるのは
これは、「水餅」というもので、冷蔵庫がなかった頃からの保存方法なんです。
密閉容器(タッパー)にお餅を入れて、完全にお餅が浸かるように水を入れます。お餅は空気に触れるとカビが発生しちゃうので、ここはキチンと行います。
冷蔵庫に入れておくのがいいですね。毎日お水を取り替えると、1ヶ月くらいは可能です。
おしることかお雑煮に使うのがオススメです。
ですが、私も含め面倒くさがりな方には「水餅」の方法はオススメできないです。
毎日お水を取り替えることがポイントだけど、忘れることが目に見えてる感じで…
お恥ずかしながら私には無理なので、別の保存方法をご紹介しますね。
カビを生やさず長持ちさせる保存方法
お正月が過ぎても、残っているんだからできるだけカビが生えないように、美味しくお餅を食べたいですよね。
どんな保存方法があるのでしょう。
スーパーなどで購入した真空パックのお餅は、常温で保存しても大丈夫ですよ。
でも賞味期限内に食べ切るようにしましょうね。
では、ご家庭でついたお餅はどうする?
冷凍?冷蔵?
冷凍保存
切ってあるお餅を2個、多くても3個ラップで包みます。できる限り空気は抜いて包んでいくのがポイントです。
包み終わったら、フリーザーパックに入れます。
あまり多く入れてしまわず、後で食べる時のことを考えて、小分けに入れておくことをオススメします。
フリーザーパックに入れたあとジッパーを閉めるときも、できる限り空気は抜いてくださいね。
空気を抜くことがポイントです!
お餅をできるだけ空気に触れさせないことで、乾燥を防ぎます。また、庫内の臭いが移ることも防いでくれるのです。しっかり密封すると賞味期限も長くなりますよ。
上手に行うと数ヶ月~1年くらいの賞味期限になるので優秀ですね。
冷蔵保存
冷蔵保存を行うときも冷凍保存と手順は全く同じです。
空気を抜きながらラップで包み、フリーザーパックに入れる。
ただ冷蔵庫の中は湿度が高いので、保存中にカビが生えてしまうこともあります。カビを発見したら食べるのは止めてくださいね。
冷蔵の場合、賞味期限は長くても1週間くらいです。
冷凍も冷蔵も同じ方法ですが、安全に保存できることを思うと冷凍保存がオススメです。
残ったお餅を無駄にせず使いきるには
残ったお餅で、お雑煮か焼き餅かな~と思っても毎回だと…飽きる~!!
小腹がすいた時に、手間ひまかけるのも面倒くさいと思う方も多いと思います。
ご家族で楽しめる食べ方は、餅ピザやもんじゃ焼きなどはいかがでしょうか?
餅ピザなら、ピザソースと溶けるチーズだけでもOKですよ。
野菜室に中途半端に残っている野菜があれば、スライスして乗せるのもいいですね。トースターで焼いて食べると美味しいです♪
最近は、たこ焼きパーティー(たこパ)が流行っているようですが、タコだけじゃなくコーン、チーズなども入れるところに、小さく切ったお餅を入れるのもいいかなと思います。
寒い冬はお鍋!しますよね。お鍋の締めにお餅を入れるのも美味しいですよ。
寄せ鍋やキムチ鍋、色々なお鍋の締めにも合うと思います。
是非お試しあれ♪