空気が乾燥する冬に大活躍してくれる加湿器。そろそろお家でも稼働し始めているのではないでしょうか?
加湿器は、水道水をタンクに入れてスイッチを押すだけで、家の中を加湿してくれる便利なアイテムですが、意外と汚れが溜まりやすいアイテムでもありますね。
毎日お水を入れ替えて使っていても、気がつくと発生しているピンクの汚れや白いカスなど、みなさんはどのようなお手入れをしていますか?
そもそもなぜピンク色の汚れがつくのか?ピンク色の汚れの正体は?
そしてそのお手入れ法や予防法についても詳しくご紹介していきたいと思います。
加湿器のピンクの汚れは水垢?害はある?
加湿器の内側にいつの間にか付いてしまうピンク色の汚れや白い石灰状のカス。加湿器って本当に水垢が溜まりやすいですよね。
でも同じ水垢なのに、白い硬い水垢と、ピンク色のぬるっとする水垢は何が違うのでしょうか?
白い硬い水垢は、タンク内の水道水が蒸発し、水道水に含まれていたミネラル分が残って白い結晶がつく現象で、この残ったものがまさに水垢です。
一方、お風呂場などでも見かけける、触るとぬるっとするあのピンク色の正体は実は水垢ではないんです。
その正体は菌とバクテリアです!
よく、お手入れされていない加湿器を使っているのは菌をバラまいているのと同じよ(-“-)と言われますが、まさにこれが所以ですね。
ではまず、菌について詳しく見ていきます。
ピンク汚れの正体は『セラチア菌』
水回りには必ず存在している菌です。湿度さえあればどこででも増殖していく厄介な菌ですが、健康な方にとっては全く害はありません(*´ω`*)
しかし、免疫力が低下している方やアレルギー疾患のある方にとっては、感染症を引き起こす有害な菌なので、増殖させる前にお手入れをしましょう!
次はバクテリアについて見ていきましょう。
酵母菌の一種の『ロドトラル』というバクテリアの仲間です。
皮脂や垢などの汚れを栄養源にし、増殖して行きます。これがお風呂場のピンク汚れの正体です!
このバクテリア自体には人体に害を及ぼす毒性はありません。
ですが放置していると、黒カビの発生を敷き起こしますので、やはりすぐにお手入れすることが大切です。
ロドトラルの増殖スピードはカビよりも早く、付着して3日程で目でピンク色を確認できるまでに増殖して行きますので、小まめなお手入れを心がけましょう!
加湿器の水垢やピンクの汚れをきれいにする方法
ピンク汚れの正体が菌とバクテリアだったことが分かりましたね。
ピンク汚れ自体にはあまり害はありませんが、ピンク汚れはカビの前触れのようなものなので、素早くお掃除しましょう!
ピンクの汚れは意外と簡単に落ちます。スポンジなどで軽くこすると簡単に落ちますね。
でも加湿器の中って凸凹があったり、細かい隙間があったりして、なかなか隅々までお掃除しにくいですよね。
それに、軽くこすっただけでは、表面の色素が落ちただけで菌自体は残っていることもあるそうです。洗ったのに数日でピンク汚れは復活してしまうかも……?
では、簡単に水垢やピンク汚れを菌ごときれいにする方法をご紹介していきます。
なかなか落ちない水垢の掃除法
加湿器にこびりつく水垢やピンク汚れを、一気に簡単にお掃除できる方法をご紹介していきます。
加湿器のタンクの中は、意外と細かい凹凸があり、手が届きにくい箇所もありますし、菌だけでなく、水垢やカルキなども付着していますね!
これらを一気にやっつけてくれるのが『クエン酸』です!
クエン酸は酸性なので、固まった水垢などのアルカリ性の汚れを落としてくれるだけでなく、殺菌効果があるので、ピンク汚れがすぐに復活することも避けられますし、消臭効果もあります。
加湿器掃除にもってこいのクエン酸。
食品にも使われているので安心して使える点も嬉しいですね。
では使い方を説明します。
・ぬるま湯3リットル
・クエン酸20g
クエン酸はスーパーやドラックストア、100均でも販売しています。
加湿器掃除だけでなくお風呂掃除にも活躍しますので、大きめのサイズを購入してもいいかもです!
お掃除の手順は
①ぬるま湯にクエン酸を溶かします。
②タンクに①を入れ、一晩つけ置きします。この時電源は入れません!
③翌朝タンク内のお水を捨て、しっかりお水ですすぎます。
これだけでスッキリきれいになるはずです!
長期間放置していた加湿器など、汚れがひどい場合は②の後にブラシで軽くこすったり、同じ工程を2度行うと汚れが緩み取れやすくなります。
無理やりゴシゴシと力任せにこすらず、時間をかけてお手入れしましょう。
加湿器の水垢を発生させない為に
せっかくきれいになった加湿器を長持ちさせるためには、日々のお手入れも大事です。
セラチア菌やロドトラルは水分のある所で増殖します。増殖させないためには水分をなくすことが大事です。
使用しない時にはタンク内や、本体に残った水を捨て、乾燥させることが大切です!
もちろん、タンク内に残った前日のお水をそのまま使用するのはNGです。
目には見えませんが、一度温められはお水の中には菌が増殖しているはずです。そんなお水の蒸気で加湿してしまっては菌を拡散していることと同じです!
スイッチを切ったらお水を捨てて乾かす!これだけ守ればピンクの汚れは起きにくくなってくるはずです。
毎日乾燥させていても、使用頻度が多ければ水垢は付いてしまうものです。
1~2週間に一度はクエン酸でつけ置き掃除を取り入れて、きれいな加湿器で快適に過ごしましょう!
まとめ
良かったらこちらの記事もどうぞ(*´▽`*)