部屋にお花が一輪あるだけで、なんだか気持ちが明るくなりますよね。
せっかくお花を飾ったのなら、キレイな状態を長くキープさせたいものです。
お花を長持ちさせるポイントは「花瓶の中をキレイに保つこと」
一輪挿しなど細い口の花瓶の洗い方や、ブラシが届かないところまでキレイにする簡単な方法をご紹介します。
一輪挿しなど細口の花瓶を洗いたい
お花を長持ちさせるポイントは花瓶の中をキレイに保つこと。
そのために花瓶をこまめに洗ってあげることが大切です。
花瓶を洗うときは、食器用の中性洗剤をスポンジにつけて洗います。
普通のスポンジが入らない細口の花瓶の場合は、歯ブラシやお掃除用のブラシを使うと良いでしょう。
お掃除用のブラシでおすすめなのは「ペットボトル洗い用のブラシ」です。
スポンジ部分がL字に曲がるタイプであれば、隅までしっかりと洗えます。
では、花瓶を洗うタイミングっていつでしょう?
それは「花瓶の水を取り替える時」
水の中で雑菌が繁殖すると花の切り口が早く傷んでしまいます。
雑菌が繁殖しないよう、水替えは基本2、3日に一回は行うと良いでしょう。
水替えの際、お花の茎先を触ってみてください。
もしぬるぬるしているようであれば水で洗い流します。
夏場は特に水が汚れやすいので、毎日水替えを行い、その度に花瓶を洗剤で洗うのがオススメです。
我が家にもいくつか花瓶がありますが、どれも全て細口です。
オシャレなのは良いのですが、やっぱり洗いにくい。
ガラス製の花瓶はどうしても汚れが目立つので、汚くなるとなんとなく使う気も失せてしまうんですよね。
ペットボトル洗い用のスポンジを使うと軽い汚れは簡単に落ちてしまうので、手入れも楽しくなりますよ。
使った花瓶を保管しておく場合も、洗剤で洗ってしっかり乾燥させてからしまうと良いでしょう。
ブラシが届かない場所のぬるぬるを取るには?
複雑なかたちの花瓶だと、ペットボトル洗い用のブラシでさえ届かない場所があったりしますよね。
ブラシを使わず、花瓶のぬるぬるを取る方法を3つ、ご紹介します。
酸素系漂白剤で洗う
1. 酸素系漂白剤を花瓶に入れる
漂白剤は小さじ1/2弱入れます。
2. お湯を花瓶に注ぐ
約50度のお湯200mlを花瓶に注ぎます。
3. お湯を追加する
花瓶の口の部分にくるまでお湯を注ぎます。
4. 置いておく
数時間置いておきます。
5. 洗い流す
さっと水で洗い流します。
ガラス花瓶の曇りもすっきりキレイに落とせますよ!
殺菌効果もあります。
重曹とクエン酸で洗う
1. 花瓶に重曹とクエン酸を入れる
重曹は小さじ1、クエン酸は小さじ1/2の量を入れます。
2. 花瓶の水を注ぐ
1カッブ(200ml)の水を注ぎます。
3. 置いておく
10~30分ほど置いておきます。
4. 中身を捨てる
5. 水を入れて振る
水を入れて、花瓶の口をふさいだ状態で軽く振ります。
花瓶の大きさにより、使用量を調整してください。
汚れが取れない場合は、数回繰り返します。
重曹やクエン酸は色々使えてとっても便利!
我が家ではどちらも食品用のものを常備しています。
食品用はお掃除用に比べて不純物が少なく安全性も高いので、掃除にも料理にも使えますよ。
クエン酸がない時はお酢でも代用可能です。
クエン酸の時と同じで、重曹2に対しお酢1の割合で入れます。
お酢を使う場合は、先に重曹と水(200ml)を混ぜて花瓶に入れてからお酢を加えます。
卵のカラを使う
1. 卵のカラを小さく砕く
薄皮をはがしたカラを粉々にします。花瓶の口に通る大きさで大丈夫です。
2. 砕いた卵のカラと水を花瓶に入れる
3. 振る
花瓶の口をふさいだ状態で振ります。
4. 卵のカラを取り除いて洗う
卵のカラと水を取り除いて、軽くすすぎます。
卵のカラで洗う方法なら洗剤を使うよりすすぎもちょっとで済みますね。
ちなみにジャガイモの皮でも代用が出来ます。方法は卵のカラを使う時と一緒です。
花瓶に汚れやコケが付きにくくなる方法ってあるの?
身近にある意外なものを水に入れておくだけで花瓶に汚れやコケが付きにくくなり、お花が長持ちするって知っていましたか?
どれも水に入れるだけ。簡単なので今日からでも試せますよ。
延命剤
ホームセンターやお花屋さんで売られている切り花の延命剤。
雑菌の繁殖を抑制してくれるだけでなく、お花に養分も与えてくれます。
延命剤を使う場合は、水を入れ替えの回数が少なくてもお花が長持ちします。
私も切り花を買った時に一緒に付けてくれる延命剤を何回か使ったことがあります。
忙しいと水の入れ替えを忘れてしまったりするので、そういう時のために常備しておくと良さそうです。
塩素系漂白剤+砂糖
水1Lに対し、塩素系漂白剤5滴を加えます。
その後、お花の養分になる砂糖を水1Lに対し20g入れます。
漂白剤の殺菌作用で水が傷まなくなりますが、入れすぎてしまうとお花に悪い影響を与えてしまうので注意してくださいね。
また、砂糖は室温によって量を調整します。室温が高い場合は砂糖を入れると水が腐りやすくなって逆効果です。
10円玉
細口の花瓶には使えませんが、10円玉を水に入れておくと銅イオンが溶けだし、雑菌発生を抑え水垢の予防になります。
黒ずんでいる10円玉は効果が薄いので、出来るだけピカピカにしてから使いましょう。10円玉をクエン酸水に数時間つけておくとピカピカになりますよ。
また、暖かく湿度の高いところに置いておくと水が濁りやすくなります。
直射日光に当たらない、風通しの良い場所を選びましょう。エアコンなどの風が直接当たるところも避けます。
お花を生ける際、花瓶の中の水に葉がつかると腐ってしまい雑菌が発生します。水につかるくらいの高さにある余分な葉は取り除きましょう。
咲き終わったお花や枯れた葉をそのままにしておくと、やはり雑菌が発生する原因になるので、その都度摘むようにしてくださいね。
まとめ
ぬるぬるしていたり白く濁ってしまった花瓶も、おうちにあるものを使って簡単に本来の姿を取り戻すことができます。
お気に入りの花瓶はキレイな状態で長く大切に使っていきたいものです。
自分にあった花瓶のお手入れ方法を見つけて、お花のある暮らしを楽しんでくださいね。