マカロンを作る時、マカロナージュという手順がとても大切です。
特に、初めての人には、マカロナージュを上手にこなすのがなかなか難しいです。
混ぜているうちに、生地が固くなったり、粉っぽくなったりしてしまうことがよくあります。
材料をきちんと量っていても、なぜこのようになるのかと不思議に思うでしょう。
そこで、この記事では、マカロナージュで生地をなめらかにするのが苦手な方へ、具体的な改善方法をご紹介します!
マカロナージュが滑らかにならない!原因は?
マカロナージュでよくある問題、生地が滑らかにならないという状態には、さまざまな理由があります。
・卵白を泡立てすぎる
・砂糖の量が違っている
・使う卵が新鮮すぎる
・冷えた卵を使っていない
・ココアパウダーなどの添加物を入れる
これらの点をチェックして、自分のやり方に問題がないか見直してみましょう。
問題はひとつだけではなく、いくつかの要因が重なっていることが多いです。
次の部分で、これらの問題についてもっと詳しく解説します。
きれいなマカロンを作るコツはマカロナージュにあり!
マカロナージュは繊細な技術が必要で、難しいとされています。
成功するためには、経験と練習が重要です。
正しいやり方、適切な道具、正確な材料の量を心がけ、失敗の原因を突き止めましょう。
マカロナージュの適切な時間の見つけ方
マカロナージュを長くしすぎると、生地が乾燥してしまう場合があります。
この工程の目的は、メレンゲに糖と粉をきちんと混ぜ合わせ、泡のキメを整えることにあります。
大切なのは、メレンゲの泡を適切に調整しながら、砂糖と粉をしっかりと混ぜ込むことです。
ただし、泡をつぶし過ぎないように気をつけましょう。
生地が滑らかになるまでは必要ですが、やり過ぎはマカロンの「ピエ」ができない原因になります。
卵白を泡立てすぎないこと
マカロナージュにはだいたい15分から20分かかりますが、メレンゲを硬くしすぎるともっと時間がかかることがあります。
泡立ては適度にして、必要に応じてマカロナージュの時間を少し調整してください。
ただし、生地が急にさらさらになることもあるので、加減が大切です。
新鮮すぎる卵は避ける
マカロンには、新鮮な卵を使わない方がいいとされています。
卵白を取り出して数日間冷蔵庫で寝かせると、泡立ちがよくなります。
さらに、冷たい卵白は泡立ちやすいです。
泡立ちがいいのは良いのですが、泡が不安定になりがちです。
この方法を使うなら、マカロナージュをやり過ぎないようにし、バランスを見つけることが大事です。
新鮮で常温の卵を好むパティシエさんもいますが、それに合わせてマカロナージュの時間を調整しているそうですよ。
滑らかなマカロナージュを目指すなら、冷たくして数日置いた卵白を使うと良いです。
マカロン作りでは、材料や卵の温度、マカロナージュの時間に完璧な「正解」はありません。
最適な泡立ちと安定性を得るため、さまざまな条件を試しながら、自分に合ったレシピと方法を見つけてみてください。
卵は冷えている方が良い
先にも触れたように、冷蔵した卵を使うと泡立ちが良くなりますが、泡が長持ちしないこともあります。
冷凍された卵白を使用する方法もあります。
これは、卵を冷凍することで卵白を冷やし、同時に数日間寝かせる効果を得ることができます。
冷蔵した卵白を使う場合は、マカロナージュを適度に行うことが、滑らかな仕上がりを目指す上で大切です。
フレーバーパウダーを使う際の注意点
マカロンに、ココアパウダーや抹茶パウダーを使用すると、時間が経つにつれてパウダーが水分を吸収し、生地の質感に影響します。
コーンスターチが入っている粉砂糖や質の落ちたアーモンドパウダーを使うと、生地が固くなることがあります。
これらの材料を使う時は注意が必要です。
コーンスターチが含まれていない粉砂糖を使うことで成功した!
という声もあります。
粉砂糖を使っている場合は、試す価値がありますね。
うまくマカロナージュした生地の見分け方
うまくマカロナージュされた生地は、きれいな光沢とちょうどいいボリュームがあります。
混ぜた跡がすぐに消えるのも、上手くいっている証拠です。
「ゴムべらからリボンのように流れる」状態が理想的だとされています。
光沢がなく、混ぜた跡にスジが残っている場合は、まだマカロナージュが足りない可能性があります。
反対に、ツヤはあるけど生地が薄くボリュームがない状態は、マカロナージュをしすぎていることを意味しています。
特に初心者の方は、ちょっと足りないくらいで止めるのが良いとされています。
なぜなら、ボウルから絞り袋に移す時や、絞り出す過程で生地が押しつぶされやすいからです。
適切にマカロナージュされた生地は、乾燥させることで上手くいくことが多いです。
しかし、やりすぎた生地は乾燥が遅れて、失敗の原因になりやすいので気をつけましょう。
ゴムヘラよりカードを使うメリット
マカロナージュの際、ゴムヘラではなく、カードの使用がおすすめです。
カードを使う最大の理由は、広い接触面を使って生地を効率良く、均一に混ぜることができるからです。
これにより、マカロナージュの必要な回数を減らせ、生地が過度に乾燥するという、よくある失敗を避けることができます。
カードは見た目もおしゃれで、カラフルなデザインが多いので、キッチンに彩りを加えることができます。
まとめ
マカロナージュは、プロのパティシエでも難しいと感じるほど細かい作業です。
しかし、この技術をマスターすれば、家で作るマカロンの品質を大きく向上させることができます。
自分で作った美味しいマカロンを、家族や友だちにプレゼントできたら、きっと喜んでもらえますね♪
マカロナージュは練習を重ねることで上達しますから、ぜひ挑戦してみてください。