この記事では、インテリアとして壁にマスキングテープを使う方法について詳しく説明します。
壁のデコレーションや、写真を固定するためにマスキングテープを使いたい人は多いですが、本当に壁に直接貼ってもいいのか気になるところです。
結論から言うと、マスキングテープは基本的に壁に貼ることができます。
ただし、長く使う場合や日光が直接当たる場所で使う場合は、注意が必要です。
詳しくはこのあと説明します。
マスキングテープのきれいな剥がし方やおすすめの商品についても紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
マスキングテープは壁に貼っても大丈夫？
先に触れた通り、壁にマスキングテープを貼るのは基本的に大丈夫です。
マスキングテープが他のテープに比べて粘着力が弱いので、はがした後に跡が残りにくいんです。
もともと、塗装するときに塗料がつかないようにする保護用や、何かをちょっと固定するために作られました。だから、はがすことを前提に設計されています。
でも、問題が全くないわけではありません。
長い間、壁にテープを貼っておくと、テープの紙が劣化して剥がれて、粘着部分だけが壁に残ることがあります。
長期間マスキングテープを壁に使いたいなら、定期的にテープの様子をチェックして、必要なら毎年新しいものに変えることが大切です。
マスキングテープを壁に貼るときのポイント
前にも述べたように、壁にマスキングテープを使うこと自体に大きな問題はないですが、長期間放置する場合には注意が必要です。
さらに、壁にマスキングテープを使う時に知っておきたいいくつかのポイントがあります。
マスキングテープの便利な点は、簡単に貼ったり剥がしたりできることです。でも、それがゆえに剥がれやすいという欠点もあります。
テープが剥がれにくくする方法や、上手に剥がすコツについて、これから詳しく説明します。
長く使わないほうが良い
繰り返しになりますが、マスキングテープを壁に長期間貼りっぱなしにすると、剥がすときに壁に粘着物質が残ることがあります。
特に、日光が直接当たる場所で長く使うと、テープの色が褪せたり、壁に悪影響を及ぼすことがあります。
貼っていない部分と色が変わって目立ち、直すのが難しくなることもあるので気をつけましょう。
貼る前に壁の状態をチェック
マスキングテープを壁に貼る前に、壁がきれいで問題ない状態か確認することが重要です。
壁が古くなっている場合、テープを剥がすと壁そのものが剥がれる可能性があり、修理が大変になることもあります。
布製の壁材にマスキングテープを使うのは避けた方が良いですし、使っても大丈夫とされる壁材であっても、種類によってはうまくいかないこともあるので、その点も注意が必要です。
マスキングテープが剥がれないようにするコツ
DIYの飾りつけや写真を貼るのにマスキングテープを使っていると、剥がれてしまうのは困りものです。
ここから、マスキングテープがなぜ簡単に剥がれるのか、その主な理由と対策を紹介します！
壁をきれいにすることが大事
マスキングテープが剥がれやすい一つの大きな原因は、壁が汚れているからです。
目には見えないけれど、壁の細かいところにはホコリが溜まっていたり、手あかがついていたりします。
例えば、セロテープが手に触れると粘着力が落ちるのと同じように、マスキングテープも壁の汚れが原因でしっかり貼りつかず、結果として剥がれやすくなります。
ですので、マスキングテープを貼る前には、壁をきれいにすることがおすすめです。掃除の手順は次のとおり
このように簡単にできるので、マスキングテープを使う前にちょっとした掃除をしてみましょう。
軽いものに使おう
マスキングテープはわざと粘着力を弱くしてあるので、重たいものを支えるには向いていません。
実際、前に住んでいたアパートでポスターをマスキングテープで壁に飾ってみたけど、何度も落ちてしまった経験があります。
写真やポストカードなら大丈夫ですが、大きいポスターのように重いものはマスキングテープでは持ちません。
軽くて小さいものに限ってマスキングテープを使うべきです！
マスキングテープの基本をおさらい
マスキングテープには主に和紙が使われています。和紙は粘着剤が残りにくく、だからこそマスキングテープは貼りやすくて剥がしやすいんです。
粘着面にはアクリル系とゴム系の2種類があって、アクリル系のほうが粘着力が強いです。
粘着力が強いものを探しているなら、アクリル系の粘着面を持つ和紙のマスキングテープを選ぶといいでしょう。
でも、市販されているマスキングテープの多くはアクリル系を使っているので、特に心配することはないですよ。
商品を選ぶときは、品質表示を見て粘着面の種類を確認するといいですね。
マスキングテープの上手な剥がし方とポイント
マスキングテープを使うときは、貼る技術だけでなく、剥がす方法も大切です。
この部分では、マスキングテープをきれいに剥がすコツを紹介します。
ヘアドライヤーを使う方法
ヘアドライヤーの温風をマスキングテープに当てることで、テープの粘着力を弱めてスムーズに剥がせます。
ただし、近くで長く風を当てすぎると、粘着材が溶け出るかもしれないので、距離と時間を適切に保ちましょう。
お酢を使った方法
お酢を含ませたティッシュでマスキングテープを濡らすと、粘着力が弱まりやすくなります。
マスキングテープの粘着材がアクリル系で、お酢の酸と反応して粘着力が下がるからです。
消毒用アルコールや除光液を使っても同様の効果が得られます。
最近では、消毒用アルコールは家にあることが多いので、これを使ってマスキングテープを効率的に剥がす方法を試してみてください。
壁紙に使えるおすすめのマスキングテープ
今までマスキングテープの上手な貼り方や剥がし方について話してきましたが、実は壁紙用に特化したマスキングテープもあるんです。
おすすめの商品を紹介します。
カモ井加工紙 マスキングテープ mtCASA LINING 50mm
マスキングテープの中でも特に人気が高いカモ井加工紙から出ているこの製品は、DIYファンから大好評です。
このテープが選ばれる理由は、剥がしても壁紙をきれいな状態に戻せることです。賃貸に住んでいる人にとっては、特にありがたい選択肢ですね。
このマスキングテープは下地テープとしても使えて、カラフルなデザインのテープを貼る基礎にもなります。
日焼けで色が褪せたり、壁紙にデザインが移ったりする心配もありません。
まとめ
これまで、壁にマスキングテープを貼るのは大丈夫なのかどうかを見てきました。
結論として、マスキングテープは壁に直接貼っても安全だと言えるでしょう。
マスキングテープはもともと簡単に貼れて簡単に剥がせるように作られていて、他のテープに比べて粘着力が弱めです。壁を傷める心配が少ないんです。
このような理由から、壁にマスキングテープを使うこと自体は問題ないし、壁を傷つけることはほとんどないと言えますね。
