一見固そうな冬瓜の皮ですが、加熱すると美味しく食べる事が出来ます。
ちょっと地味な冬瓜ですが、皮も実も栄養豊富な健康野菜なんです。
今回は特に皮の栄養や皮を使ったレシピを紹介します。
冬瓜の皮は食べれる?どうやって食べる?
冬瓜の皮は食べられますが、硬いので火を通して食べましょう。
厚く剥いても薄く剥いても皮は食べられます。
薄く剥いて生で食べてもいいですが、独特の苦みと硬さがあるので塩でもんでから食べることをお勧めします。
皮を食べる時は、加熱して食べるのが一般的ですね。
冬瓜の皮の効能や栄養
栄養豊富な冬瓜ですが、カリウムは皮に多く含まれています。
体内の余計なナトリウムを体外に排出する効果があります。
利尿作用があるので、むくみ予防やむくみ解消に役立ちます。
また冬瓜の皮は、漢方薬として昔から利用されてきました。
肝臓病や高血圧、糖尿病に効くと言われていますので、気になる人は是非皮も食べましょう。
不溶性食物繊維サポニンも豊富です。
不溶性食物繊維は水を吸収してふくらみ腸を刺激するので便秘解消に役立ちます。
老廃物が体外に出ていくので、デトックス効果も期待できますね。
冬瓜を使うならどんな料理がおすすめ?レシピも紹介!
冬瓜の皮を使った料理
★冬瓜の皮のきんぴら
冬瓜の皮 50g
しょう油・みりん 大さじ1
砂糖 小さじ1
唐辛子 1本
ゴマ油 大さじ2
塩 ひとつまみ
【作り方】
- 冬瓜の皮は細めの拍子切りにします。
- とうがらしは水にさらして種を取ります。
- フライパンにごま油を入れて熱し、水気を切った冬瓜の皮と唐辛子を入れ炒めます。
- 油が回ったらしょう油・みりん・砂糖を加え水分がなくなるまで煮ます。
お好みでゴマをかけると香ばしくておいしいですよ。
固さが気になる場合は、細めに切った後柔らかくなるまで煮て、それからフライパンで炒めるといいですよ。
千切りにして下茹でしてから味噌汁の具にしてもいいですし、野菜炒めもできます。
加熱すればなんにでも使える冬瓜の皮。
硬さが気になる人は、さっと下茹でしてください。
皮つきのまま実を使った料理
皮をむかずそのまま調理することもできます。
★冬瓜と豚肉の炒め物
冬瓜 100g
豚肉 100g(バラ肉がおススメ、小間切れ肉でもOK))
しょう油・中華スープのもと 小さじ1
ゴマ油 大さじ1
【作り方】
- 冬瓜は一口大に乱切りにします。
- フライパンにごま油を熱し、冬瓜が少し透き通るまで炒めます。
- お肉も入れしっかりと炒めます。
- しょう油、中華スープのもとを入れて味が絡まったら出来上がりです。
皮が残っている分、歯応えがあります。
しかし皮をむいた冬瓜は崩れやすいので、煮ものや炒め物で形をあまり崩したくない場合は、皮つきの方が綺麗に仕上がりますよ。
冬瓜の皮をむいた場合の料理
皮をむいた冬瓜は口当たりが良いので、サラダなどの生食も可能です。
しかし苦みがあるので塩でもんでから食べましょう。
★漬物
皮をむいた冬瓜 100g
塩 大さじ1
【作り方】
- 皮をむいた冬瓜を薄く切ります。
- 塩でもんだ後、そのまま保存容器に入れます。
- しんなりして塩となじんだら、浅漬けの出来上がり。
シャキシャキした食感が美味しいです。
★冬瓜のスープ
皮をむいた冬瓜 50g
中華スープ 大さじ1
卵 1個
片栗粉 小さじ1
塩胡椒 少々
【作り方】
- 皮をむいた冬瓜を小さめの一口大に切ります。
- 鍋に少し油を引いて冬瓜を軽く炒めます。
- 水1カップと中華スープを入れ冬瓜が透明になるまで煮ます。
- 溶き卵と水で溶いた片栗粉を入れさっと火を通したら、塩胡椒で味を調えて完成です。
皮をむくと煮崩れしやすくなりますが、スープならそれほど気にならないですね
冬瓜の皮の剥き方
薄く皮をむきたい時はピーラー。
厚めに皮をむきたい時は包丁。
ピーラーで皮を薄くむく場合は、緑色の部分がまだ実に残ります。この部分はちょっと固いので、煮込んだりする場合は包丁で切れ目を入れると味がよく沁みます。
包丁で皮をむく場合は、緑色の部分がなくなるくらいが目安です。
生で冬瓜を食べたい場合はこの剥き方がおススメ。
厚めに切った皮も栄養豊富なので食べてくださいね。
皮が固くて剥きにくい場合は、冬瓜の上下を切ってから4つに切ります。
まな板の上で安定させてからそぐように皮を切ると、剥きやすいですよ。
まとめ
ついつい捨ててしまいたくなる皮ですが、冬瓜の皮には利尿作用や便秘解消と嬉しい効果が詰まっています。
固さや苦みなど独特の食感があるので、下茹でするなどでぜひ食べてみてください。
夏バテ予防にも役立つのでおススメ野菜ですよ~