どんど焼きとは、お正月が過ぎて、毎年1月15日頃に行われる、正月飾りやだるまなどをお焚き上げする行事です。
地域によって呼び名は違い、どんと焼き、どんど焼き、さいと焼き、鬼火焚き、左義長などと呼ばれています。
このどんど焼きで餅を焼いて食べるといいと言われていますが、上手に焼くことができますか?
気をつけないと真っ黒になってしまったり、焼き方にもコツがあります。
そのほか、餅以外にも焼ける具材も紹介していきますね。
どんど焼きの餅の焼き方!こげないコツ
竹や木の棒を使って焼くのが一般的な焼き方です。
「ミズキ」の木の枝を使うと縁起がいいそうです。ミズキの木は小枝が細くて、刺しやすさも抜群です。
竹を細く長く細工したものや、長い木の枝の先に餅をつけて焼きます。
ここで焦げないコツ!
餅は、こまめにくるくる回して焼く
火の中へ入れたままにしておくと一部分だけ焼けたり、焦げたりしてしまいます。
こまめにくるくる回しながら、全体を焼いていきましょう。
焼く場所を変える
燃え盛る火の近くでずーっと焼いていると焦げやすいです。
焼き加減を見て、概ね焼けてきたら、火力が弱い下の灰の方へ移動させて焼くといいですよ。
じっくり焼きたいときは、初めから下の方で焼くのがコツです。
どんど焼きの上手な餅の焼き方!アイテムを使う
もっと上手に焼きたいときには、アイテムを使いましょう。
アルミホイルを使う
餅をアルミホイルで包んで焼くとさらに焦げを防ぐことができますよ。
餅をそのままアルミホイルで包んで焼くと、アルミホイルに餅がビヨーンとくっついてしまうので、クッキングシートで包んでから、さらにアルミホイルで包むと、くっつかずに焼き上がります。
くっつかないホイルを使う
フライパン用などのくっつかないアルミホイルを使う。
こちらだと、直接、くっつかないアルミホイルに餅を包むことができ、くっつかずに焼くことができます。
クッキングシートで包む手間が省けていいですよ。
網を使う
竹や木に餅を刺さずに、火力が弱めな下の方に網を置き、網の上で餅を焼く。
こちらも焦げずに、じっくりゆっくり焼くことができます。
焦げない目的の他に、餅に灰がくっつかないようにしたいときは、先述のアルミホイルや、くっつかないアルミホイルを使う焼き方をすると、キレイに焼くことができますよ。
どんど焼きで焼くもの!餅以外のおすすめ
餅の他にも、焼けるものがありますよ!
団子…
餅の次に定番な感じですね。串団子にして食べるといいでしょう。
カラフルに3色団子なんかも縁起が良くていいですね。
複数刺すときは、奇数の数を刺すのがおすすめです。
偶数だと、割り切れて縁起が悪いといわれています
・スルメイカ…焼きスルメは、柔らかくなって食べやすいですね。
・昆布…さっとあぶる程度に焼いて食べましょう。
・マシュマロ…焼けたときの甘くてとろーっとした食感がいいですよ。
・さつまいも…やきいものような感覚で食べられます。
・パン…バターロール、クロワッサン系のパンがおすすめですね。
ちなみに、昆布やスルメイカは、無病息災でいられると言われています。
まとめ
最近では、もくもくとした煙や火災の心配、有害物質を燃やしたときの環境問題、近隣住民への配慮などがあり、どんど焼きをしている地域が減ってきているそうです。
私が住んでいる地域でも昔は神社の広場で行っていましたが、今は行っておらず、神社でお正月飾りなどを預かり、近所迷惑にならない程度に、少しずつお焚き上げをしています。
お近くでどんど焼きを行っている場合には、1年の願いを込めて行う行事なので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
どんど焼きで食べる餅や団子は縁起も良く、おいしいですよ!