干し椎茸は多くの人に重宝される優秀な保存食ですね。
保存性や栄養価も高いし、香りや旨みは生椎茸よりも上 ⤴(^^)
でも、開封後の干し椎茸というのはカビが生えやすいので注意が必要です。
・カビてしまった干し椎茸はどうすればいい?
・変色してしまった干し椎茸はもう食べられない?
今回は「干し椎茸の正しい保存方法」をお伝えします。
また、いまうちにある干し椎茸の状態が良くない!という方のために、以下の疑問も払拭していきますね。
干し椎茸にカビ!カビを取れば使える?
以前使った干し椎茸の袋を久しぶりに開けてみたら…なんだかカビっぽい!
こういう経験をしたことがある人はきっとたくさんいらっしゃるかと思います。そんな場合、何か良い対処法はあるのでしょうか ?(‘◇’)?
そもそも「椎茸を乾燥させることで長もちさせる」という方法は、昔の人々が編み出した保存方法ですね。では昔の人は干し椎茸がカビっぽくなったとき、どう対処していたのでしょう。
その答えはズバリ「天日干し」です。
干して乾かして作った干し椎茸を、再度お日さまに当てて干し直すということですね。
実は昔の人々は、干し椎茸の状態の良し悪しに関係なく、時々干し椎茸を取り出してきては天日干しすることで長もちさせていたんです。
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今でも山間部では、干した食材を出してきて太陽の下に広げるおばあちゃんを見かけることがあります。
「うちにある干し椎茸、ちょっとカビっぽいかも…」「湿気を吸ってしまったかも…」という方は、天日干しを試してみましょう。
からっと晴れた日であれば2時間か3時間ほど太陽に当ててあげれば、干し椎茸は充分復活してくれます。天日干しすることによって干し椎茸の香りは高まりますし、嬉しいことにビタミンDの量も増えます♪
注意したい点としては、お日さまに当てると熱々になるということが挙げられます。
天日干しした後は、充分冷ましてからビニール袋などに入れましょう。干し椎茸の具体的な保存方法については、一番最後の項目でくわしくお伝えしますね。
ところで完全にカビが生えた干し椎茸は食べることができません。水や熱湯で洗い流せばいいかな…とお考えの方はあきらめましょう。
干し椎茸にカビが生えたかどうかは、青っぽい色・緑っぽい色に変色していないかどうかで見分けられます。「え?白じゃないの?」と言う方も結構いるようですが、干し椎茸に生えるカビの大半は「青かび」です。
ちなみに乾燥した椎茸に白い粉のようなものが付着しているのは、結晶化した「糖質」です。しっかり乾燥させて作ったという証でもありますので、心配は要りません。
カビは見えないが「カビ臭い」時はどう?
目で見て青カビが見当たらなくても、カビ臭い場合はすでにカビが繁殖しはじめていますので、食べないようにしましょう。
干し椎茸が変色している場合
干し椎茸はカビが生えたときや腐ったとき、見た目に変化が表れます。変色した干し椎茸はカビが生えているか腐っているかのどちらかですので、食べないようにしてください。
また、干し椎茸に付着している白い粉は糖質だから大丈夫だとお伝えしましたが、もしも椎茸の表面に、粉ではなく「白い斑点のような模様」がくっきり表れたら、その干し椎茸は傷んでいますので食べないようにしましょう。
なんだか湿っているものは?
見た目に変化がなく、匂いにも問題がなければ、干し椎茸は「天日干し」の方法でリカバリーできます。
湿った状態のまま置いておくとカビが生える、または腐ってしまいますので、なんだか湿ってるな…という感じがしたらきちんと対処しましょう。
カビさせない、上手な保存方法が知りたい!
干し椎茸は保存食ですので、基本的には長もちさせることができます。
でもそれは「干し椎茸に適した方法で保存した場合」というエクスキューズ付き。
最後に干し椎茸の正しい保存方法をご紹介しますね (^-^)v
開封後の干し椎茸はどう保存すれば良い?
多くの食材のパッケージには、「開封後はなるべく早くご賞味ください」と記載されています。これってつまり未開封の状態なら賞味期限は保証できるけど、一旦封を切ってしまうと賞味期限は短くなりますよ…という注意書きなんですよね。
だから開封後の干し椎茸は、保存に一工夫する必要があります。
最も気をつけなければならないことは、中の椎茸に吸湿(湿気を吸い込む)させないこと。湿気を吸えばカビが生えやすくなり、干し椎茸はどんどん傷んでいきます。
★開封後の干し椎茸の保存ポイントは4つ!
①ビニール袋に入れて中の空気をできるだけ抜く。
②袋の口を固く縛る。
③できれば袋ごとに1つずつ乾燥剤を入れる。
④冷蔵庫など冷暗所に保存する。
未開封の干し椎茸はどこに置いたらいいの…?
未開封の干し椎茸は、普通に常温で保存すればOKです。市販の干し椎茸の袋にはほとんどの場合「乾燥剤」が入っていますので、袋を開けない限りは保存方法に神経質になる必要はありません。
ただ高温多湿の場所にずっと置いておくよりは、やはり涼しくて乾燥した場所に置いた方が長もちします。
・流し(シンク)下の棚 … ×
・流し上の戸棚などの上部 … 〇
例えば上記のような感じですね。
ちょっと気を付けるだけで、長持ち度が変わります(*´ω`*)
まとめ
干し椎茸の保存方法や、カビてる場合に食べられるか、対処法などについてまとめました。
正しい方法で保存すれば、干し椎茸は1年もたせることができます!ぜひ今回ご紹介した保存方法を試し、干し椎茸を使った調理を長く楽しんでくださいね♪