お祭りなどの屋台で多く売られているフルーツ飴。ちょっと前まではりんご飴が定番でしたが、最近はいちご・みかん・ぶどうなど、様々な種類の飴が出てきて専門店まで出来るという人気ぶり!
私もフルーツ飴は何度か挑戦しましたが、最初の方は失敗続きでした。
一番多い失敗が、飴が固まらず、ベトベトの状態になること。この状態からいくら待っても冷やしても、残念ながら固まることはありませんでした・・・。
水と砂糖だけの簡単そうに見える飴づくりですが、実はとっても難しい(>_<)
でも、コツさえつかめば家で手軽に作れるお菓子になりますよ♪
今回は、旬を迎えるいちごを使ったフルーツ飴の作り方についてまとめてみました。
・固まらない原因やコツ
・どのくらい日持ちするのか?などご説明していきます。
お子さんがいるご家庭は絶対に喜ぶと思うので、是非この記事を参考に挑戦してみてくださいね。
いちご飴が固まらない!対処法は?
フルーツ飴の美味しさといえば、パリッとした飴と、その中から出てくるジューシーなフルーツ♪
これが家で再現したいのだけど、なかなか難しい・・・。
皆さんの失敗談を見てみても、「固まらなかった」「ベトベトの状態になった」という声が多く聞かれます。
なぜ、「固まらない」のか?
原因として考えられる項目をいくつか挙げてみました。
固まらない原因は?
●砂糖と水の割合
まず、レシピを見直してみましょう。レシピによっては水の量が多く失敗しやすいものがあります。
一番作りやすい割合は、砂糖4:水1です。 砂糖400gに対して水100g。
この分量がおすすめです。 あまり少量すぎても失敗しやすいので、ある程度の量を作りましょう。
●煮詰める作業
鍋で煮詰める作業は正しくできているでしょうか?ここでしっかり水分を飛ばしておかないと、固まらない飴が出来てしまいます。
弱火にかけたら、絶対混ぜないこと。混ぜてしまうとツヤのある飴ができません。
フツフツと煮詰まってくるのですが、この泡の加減で火からおろすタイミングを見ます。タイミングが早すぎると固まりませんのでここが難しいですよね~。
温度計を持っている方は是非使ってください。150℃に達したらOKです。
持っていない方は、スプーンに少し付けて水に浸けてみてください。すぐに固まれば火からおろして大丈夫ですよ。大体10分を目安にしてみてください。
●いちごの準備
飴は水分に触れてしまうと、どんどん溶けていきます。いちごの水分はしっかり拭き取ってくださいね。キッチンペーパーなどで1個1個おさえ拭きしましょう。
いちご飴を上手に固めるコツやポイント
以上のことからポイントをまとめてみると、
・割合は砂糖4:水1
・煮詰める時は弱火でじっくり
・絶対に混ぜない
・150℃で火からおろす
・いちごはしっかりと水分を拭く
ということになります。
「だから固まらなかったのか~!」と納得できる項目はありましたか(#^^#)?
飴が150℃に達したらその後はスピード勝負!!成功した飴は常温ですぐに固まっていきます。いちごにかけている端から固まっていくと思うので、手早く行いましょう。
一度固まったいちご飴が溶けてきた!どうしたらいい?
せっかく固まったいちご飴・・・すぐに食べなかったら溶けていた、なんてことも。 これは相当ショックですよね(>_<)そしてこの場合、もう元に戻ることはありません。
屋台で買ったフルーツ飴を持って帰って食べようとしたら、ドロドロになっていたって経験ないですか?
上手に作っていても時間が経つと溶けてしまうということなのですね。
溶けてしまった原因は、いちごから滲み出た水分、または空気中の湿気などです。
作るときにしっかり水分を飛ばしても、これは仕方のないことですね!
食べることには問題ないですが、食感は残念なことになっています(泣)
いちご飴の保存方法は?冷凍庫に入れていいの?
飴は常温保存が適しています。でも中には生のいちごが入っているので、夏場などは特に気になりますよね。
冷蔵庫や冷凍庫で保存することもできますが、飴が時間とともに溶けていくのは変わりません。なので、冷蔵・冷凍したからといって長持ちするわけではないのです。
因みに冷凍すると、砂糖が多く含まれる飴は凍らずに、中のいちごだけが凍った状態になります。
フルーツは解凍すると水分が抜けてべちゃっとした感じになってしまいますので、冷凍した場合は解凍せずそのまま食べた方が美味しいですよ。
いちご飴はどれくらい日持ちする?
飴自体は日持ちしますが肝心なのは中のいちごです。しかも一度熱い飴をかけているので少なからず傷んでいますよね。
美味しく食べるにはもちろん、作ってすぐ~数時間程度でしょう。
当日食べきれなくても、生のフルーツは傷みやすいので、冷蔵庫に入れて次の日には食べきるようにしましょうね。
冷凍した場合でも1~2週間を目途に食べきるようにしましょう。思いのほか日持ちはしないようです(^^;
さいごに
いかがでしたか?失敗の経験がある方も、初めて作ろうと思っている方も、今回のコツやポイントを参考にしながら作ってみてくださいね!
なんといっても出来立ての美味しさは格別です。せっかく作った美味しいいちご飴、一番美味しい状態で食べてほしいものです(^^♪
フルーツ飴はレパートリーも豊富なので、他のフルーツも是非挑戦してみてくださいね。