旬の夏から冬まで保管できる日持ちの長さが名前の由来になっている、瓜を代表する野菜・冬瓜。
95%が水分でできており、暑い夏にぴったりの涼しい野菜です。
日持ちするイメージの冬瓜ですが、実際の消費期限や正しい保管方法はどのようなものなのでしょうか。
この記事では
・腐った冬瓜の特徴
・冬瓜の消費期限
・長持ちする冬瓜の保管方法
・冬瓜の冷凍保存の仕方
についてご紹介。丸のままとカットした場合の2つに分けて解説していきますので、是非ご参考にされてくださいね。
冬瓜が腐るとどうなる?
以下のような状態になっている冬瓜は、腐ってしまっている可能性が高いです。
⓵赤みがかるか、茶色に変色している
⓶触るとぶにぶにしていて、指が沈む
③なかに黒い斑点がある(黒カビ)
⓸中心部に空洞ができてしまっている
冒頭で書きました通り、冬瓜の95%は水でできています。
傷みが進むとその水分がどんどんと出ていってしまい、本来の弾力が失われなかがスカスカになってしまいます。
皮にもしわがよって、全体的にちぢんでしまいますので、そうならないよう適切な保管を心がけましょう。
冬瓜が酸っぱいのは食べられる?
冬瓜の煮物を食べたときに、ちょっと酸っぱいな?と感じたことはないでしょうか。
お酢など、酸味にあるものを入れていないにもかかわらず酸っぱさを感じると、ひょっとして傷んでた?と不安になりますよね。
確かに傷んでいるときは普段より酸っぱくなるのですが、上記でまとめた【腐った冬瓜】の特徴に当てはまらない場合、たまたまビタミンC含有量の多い冬瓜を調理したのかもしれません。
透明になるまで下茹でをしっかりすると、ビタミンCがお湯に溶けて、冬瓜の酸っぱさも緩和されますよ♪
冬瓜の日持ち(賞味期限)は?
冬瓜は、切っていない状態(丸のまま)で3か月ほど日持ちします。
カットしたものだと、3日程度持つと言われています。
空気に触れたところから傷んでいきますので、一度切ったら早めに食べきるようにしましょう。
長持ちする冬瓜の保存の仕方
冬瓜の保存方法についてお伝えしますね♪
切ったものと、丸のまま切らない状態での保存方法について、それぞれ説明します。
切ったもの
⓵中心部のワタをスプーンで取り除く
⓶冬瓜にぴったりとラップを巻く
空気が入ると腐りやすくなる原因になるので、しっかり密封しましょう
③冷蔵庫の野菜室で保管する
冷蔵庫だと温度が低すぎて傷みやすくなるので、あれば野菜室での保管がベストです!
切らないもの(丸のまま)
⓵新聞紙で冬瓜を隙間なく包む
⓶冷暗所で保管する
名前の由来の通り、日持ちする野菜ではありますが、直射日光を浴びると乾燥し水分が逃げ、どんどん傷んでしまうので注意が必要です。
日当たりの良いところは避けて保管しましょう。
丸のままだと常温保存で約3か月、冷蔵保存で約1か月持つと言われていますよ。
冬瓜は冷凍できる?冷凍の仕方や解凍のコツ
カットした冬瓜は長くて3日しか持ちませんが、冷凍すると1~2か月ほどの保管が可能です。
冬瓜を冷凍保存する手順
⓵冬瓜を食べやすい大きさに切る
⓶種やわたをスプーンでくり抜く
③皮をピーラーなどで剥く
⓸ジップロックなどの保存袋に入れ、しっかり空気を抜いてから冷凍庫に入れる
ストローなどで袋内の空気を吸うと密閉しやすいです
冷凍した冬瓜は、自然解凍や電子レンジなどで解凍できます。
しかしその際、水分がたくさん抜けてしまいますので、シャキシャキとした食感はなくなり、ボソボソとしてしまいます。
サラダや炒め物には向きませんが、スープや煮物にすると冷凍前の冬瓜と変わらずおいしく食べることができます。
また、取り除いたわたも冷凍保存できますので、調理する際は一緒に煮込むと良いでしょう。
まとめ
冬瓜は腐ると変色し、触るとぶにぶにとして、水分が出るためなかに空洞ができます。
丸のままだと新聞紙にくるんで冷暗所保管で3か月、
切った状態だとぴったりラップを巻いて冷蔵庫の野菜室保管で3日持ちます。
カットした冬瓜は冷凍保存がおすすめ。
わたと皮を取り除き、カットして保存袋で密閉したものを冷凍庫で保管すると、1~2か月の保管が可能です。
解凍した冬瓜は生のものと比べると食感と風味が落ちますが、煮物やスープにすることでおいしく食べられますよ。