夏になると無性に食べたくなるアイスクリームですが、時間がある今こそ、ご家庭で手作りするのもいいですよね!
定番のバニラはもちろん、ココアやコーヒーを混ぜてもおいしいものです。
でも、アイスクリームを作っていざ食べようと思ったら、カチカチに固まってしまってすくえない…なんていう経験はありませんか?
私は、作ったことをうっかり忘れてしまい、冷凍庫で石のように固まったアイスクリームを発見したことがあります。
せっかくお家で手作りするなら、市販されているアイスクリームのように、ふんわりとおいしいものを食べたいですよね。
今回は、手作りのアイスクリームがカチカチになってしまう原因と、ふんわりとした食感のアイスクリームを作る方法を、おすすめのレシピなども交えながら紹介していきたいと思います!
手作りアイスがカチカチになってしまう原因と対策
レシピ通りに作ったはずなのに、出来上がってみるとカチカチのアイスクリームになってしまう…
その原因は、大きく2つあります。
まず、市販のアイスクリームには、口当たりをなめらかにするための安定剤が使われています。有名なものだとペクチンですね。
安定剤を入れず、牛乳・卵・砂糖の基本の材料だけで作ると、成分が乳化しないまま、カチカチに固まりすぎてしまうことが原因の一つです。
次に、手作りのアイスクリームには、空気を含ませることが大変重要です。
冷凍庫で冷やし固めている間に、何度かかき混ぜて空気を入れる必要があります。
空気を入れることで、アイスクリームの固まりすぎを防ぐことができるのです。
原因がわかったところで、どのようにしたらふんわりとしたアイスクリームが作れるのか、対策を見ていきましょう!
まず、アイスクリームを凍らせる際、かき混ぜて空気を入れることが大切なことは先ほど書いた通りなのですが、撹拌するのが大変な場合には、電動泡立て器やアイスクリームメーカーを使うのもありですよね。
保存する際も、アイスクリームの液をそのまま容器に流し込むのは厳禁です!
容器にラップを敷いてから流し込むか、ジップロックで凍らせると、アイスクリームの乾燥を防ぎ、カチカチに固まることもなくなります。
ふんわりアイスのおすすめレシピ
アイスクリームがカチカチになってしまう原因と対策を見てきましたが、次はふんわりとしたアイスクリームになるレシピを2つご紹介します。
ゼラチンや寒天を加える
市販のアイスクリームには、安定剤と呼ばれる成分が入っています。
ご家庭で作る際に手に入れやすいものは、ゼラチンや寒天だと思いますので、牛乳や卵を混ぜる際に加えてみましょう!
目安量ですが、3~4人分のアイスクリームの材料に対して、粉ゼラチンの場合は5g、寒天の場合は2gを加えて下さい。
ふんわりと柔らかくなり、ソフトクリームに近い食感になります。
蜂蜜を加える
砂糖の代わりに蜂蜜を加えるという方法もあります。
牛乳と卵、砂糖で作ったアイスクリームは、凍らせると成分が分離してしまい、シャーベット状になりやすいのですが、砂糖の代わりに蜂蜜を入れることで、なめらかな食感のアイスクリームになりますよ!
私はこちらのレシピを参考に作ってみましたが、初めて成功しました(泣)
楽天レシピ→https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1600003137
固すぎるアイスクリームをすぐ食べられるようにするには?
カチカチに固まってしまったアイスクリーム、でも今すぐ食べたい!
そんな時は、ぜひ下記の方法を試してみて下さい。
・電子レンジで数秒温める
・アイスクリームスプーンを使う
・紅茶やコーヒーに浮かべる
電子レンジで温める際には、様子を見ながらほんの少しだけ!
ドロドロになるまで溶かしてしまっては台無しなので、スプーンが入るくらいの柔らかさになったら、すぐに電子レンジから出して下さいね。
アイスクリームスプーンとは、主にアルミニウムや銅でできた、アイスクリームをすくうためのスプーンです。
このようなスプーンなら、手の熱が伝わりやすく、硬いアイスクリームもツルンとくり抜けそうですよね!
アルミニウム製
銅製
また、くり抜いたアイスクリームの食感がイマイチだった…という場合でも、紅茶やコーヒーに浮かべると、砂糖とミルク要らずのおいしいドリンクが出来上がりますね。
それでもダメな場合には、電子レンジで溶かして液体状にしたものを、パンケーキやワッフルの生地に混ぜ込んで焼くのがおすすめです!
バニラアイスの場合は、アイスを溶かしたものにパンを浸して、バターで焼くだけの、簡単フレンチトーストにしてもおいしいですよ♪
牛乳や卵が入っているので、スイーツにアレンジがしやすい点が嬉しいですよね。
ぜひ、カチカチになったアイスクリームも捨ててしまわずに、おいしいお菓子やドリンクへと変身させてあげて下さいね!
まとめ
今回は、ご家庭で手作りするアイスクリームをふんわり仕上げるコツや、カチカチに固まってしまったアイスクリームをおいしく食べる方法についてご紹介しました。
市販のアイスクリームには、安定剤という添加物が入っている分、なめらかな食感になるのですが、手作りアイスにはできる限り添加物を使いたくないですよね。
だから、ゼラチンや寒天、蜂蜜などの身近な食材で、ふんわりしたアイスクリームに近付ることができれば、おいしい上に安心で、一石二鳥です!
また、失敗してしまった!という場合でも、アイスクリームは牛乳や卵でできているため、スイーツやドリンクにアレンジが利きますよね。
無駄にすることなく使いきれるところも、手作りアイスの魅力です。
これからの暑い季節、おいしい手作りアイスで楽しい夏をお過ごし下さいね♪