乾燥豆を戻す時には水に一晩浸しておく。
昔からよく言われていますが、定番のようで実は定番でもないのです。
もちろん水で戻すことも出来ます。
でも、もっと短時間で綺麗に仕上がる方法があるんです。
この記事では
・黒豆を水で戻す場合の時間はどれくらいか
・どうして水ではない方が良いのか
・黒豆の戻し方のベストな方法
をご紹介していきます。
黒豆を水に浸ける時間はどれくらい?
気温や豆の乾燥状態にもよりますが、水のみで戻した場合はだいたい6~8時間かかります。
だいたい一晩が目安です。
豆が古くなっている場合はもっと時間がかかることもあります。
私は、古くなった豆を戻すため、水を変えつつ二晩浸けたこともあります。
黒豆を水で戻すのはNGなの?
「乾燥豆を戻す時は水に漬けて一晩」が当たり前、と思っていませんか?
しかし、黒豆を一晩水に浸けてしまうと、皮が破ける確率が高くなってしまうんです。
特におせち用の黒豆を煮る時には避けたい状況です。
水に浸けて戻した場合、皮と実の戻るスピードが異なります。
そのため、実が先に膨らむことで、皮が破ける確率が高くなってしまうんです。
黒豆を水で戻してしまったらどうすればいい?正しい黒豆煮の準備とは
水で戻した場合も、焦らなくて大丈夫です。
煮る際に盆ざるなどで落し蓋をし、弱火でゆっくりと煮ることでなるべく皮が破けないよう仕上げます。
鍋の中で豆が踊らない状態をつくることがポイントです。
もし豆を戻す前であれば、戻すのにかけられる時間によって方法が2つあります。
方法1.とにかく時短!早く戻したい!
そんな場合は洗った豆をボウルなどの容器にいれ、豆がひたひたに浸るくらいまで熱湯を注いでください。
この方法であれば、1時間ほどで戻すことが出来ます。
ただ、全く皮が割れないというわけではありません。
しかし水で戻した場合よりは、割れる確率が低くなります。
戻す時間は一晩ある!綺麗な黒豆煮がつくりたい場合
洗った豆を、調味料を加えた熱湯に浸して一晩置きます。
調味料を加えることで、熱湯のみで戻す場合よりも時間はかかりますが、綺麗に仕上がるんですよ♪
方法1と2どちらの場合も、重曹を加えることで更に繊維が柔らかくなり、ふっくらと仕上げることが出来ます。
(重曹の分量の目安:豆300g・水2Lに対して重曹小さじ1/2)
重曹は入れすぎてしまうと味にも影響が出るので、分量に注意しましょう。
一番最初に豆を洗う際に、やさしくそっと洗うことも皮割れを防ぐポイントのひとつです。
洗ってから空気に触れる時間が長い場合も、皮が割れる一因となりますので、熱湯等に浸す直前に洗うようにしてください。
また、弱火でコトコト煮ることも、皮割れを防いでふっくら仕上げるためには重要です。
強火で煮てしまうと皮が割れるだけではなく、固く仕上がってしまうことが多いです。
まとめ
黒豆を戻す際には、水で戻せないことはありません。
しかし、綺麗な黒豆煮を作るカギとなるのは「戻し方」です。
熱湯や調味料を加えた熱湯で戻した方が皮が割れることも少なく、綺麗でふっくらとした黒豆煮を作ることができますよ(*´▽`*)