【いちご大福】手作りは固くなる?柔らかく作るコツと固い大福を復活させる方法

手作りのいちご大福が固くなってしまう・・・

時間がたっても柔らかいままのいちご大福を作るには、求肥部分の砂糖の分量がポイントです。
求肥を柔らかく保つため、砂糖の保水性を利用します。

この記事では
・手作りのいちご大福を固くならないように作るコツ
・固くなってしまったいちご大福を柔らかく戻す方法
・保存方法で注意するポイント
について、ご紹介しますね。

時間がたっても柔らかいいちご大福を作るコツ

いちご大福のもち部分は、「求肥（ぎゅうひ）」といわれるもので、白玉粉（もち粉でもOK）に水や砂糖（水あめを入れる場合も）を加えて作ります。

時間がたっても固くなりにくいいちご大福を作るためには、この求肥部分をいかにやわらかく保つか、が重要になってくるんですね！

求肥には食べると甘みがあり、普通の餅に比べて固くなりにくい、という特徴があります。

これは、求肥が砂糖の「保水性」を利用しているから。
水で練った白玉粉に砂糖を加えることによって、時間がたっても水分が保持されるということです。

時間がたってもやわらかい求肥を作りたいときには、砂糖の量を増やしましょう。

私がいちご大福を作る時の求肥の材料は、

白玉粉100ｇ
水150ｇ
砂糖20ｇ

です。
このレシピだと、当日は美味しくいただけますが、翌日は少し固くなっちゃいます・・・

白玉粉100ｇに対して、砂糖200ｇくらいまで増やしても大丈夫！
砂糖の量が多ければ多いほど、時間がたってもやわらかさを保つ求肥が作れます。

その反面、砂糖の量にともなって求肥がすごーく甘くなってきますので、カロリーが気になる人もいるでしょう。
ご自分の好みの固さに合わせて、徐々に砂糖を増やしてみてください。

トレハロースは、砂糖と同様、天然の甘味料です。
食品メーカーでは、でんぷんを固くなりにくくしたり、風味を良くするためなどに使われています。
砂糖よりも甘味が少ないので、砂糖と一緒に使うと甘味を押さえつつ、固くなりにくい求肥を作ることが出来ます。

トレハロースは砂糖の半分くらいの甘さなんですが、カロリーが低いわけではないです！
あくまでも、甘すぎず、やわらかい求肥を作るために使用します。

トレハロースは、砂糖よりも価格がお高めですが、加える砂糖の量の半分くらいをトレハロースに置き換えるといいですよ。

例：砂糖を100ｇ加えるレシピの場合、砂糖50ｇ＋トレハロース50ｇにします。

固くなってしまったいちご大福を、もう一度やわらかくしておいしく食べるのにいちばんのおススメは、蒸し器で30秒～1分間蒸す方法です。

この方法だと、求肥だけがやわらかくなって、中のいちごが温まることはありません。

注意点は、次の２つ↓↓

①蒸しすぎると、求肥がどろどろになってしまう
→蒸し時間は、様子を見ながら、30秒～1分間くらいで十分です。

②湯気が大福の周りにつくので、お皿に求肥がべろ～んとくっついてしまう
→いちご大福をのせるお皿に少量の油を塗っておくか、くっつかないシリコーン製のお皿を使うといいです♪

簡単にやわらかくする方法として、すぐに思いつくのが「電子レンジ」ですが、これはおススメしません。
電子レンジの加熱は、食品の内側から温まるので、いちごが先に煮えてしまうからです・・・

手作りのいちご大福は、日持ちしない「生菓子」なので、「作ったその日に食べきる」のが基本。
でも、どうしても余ってしまう場合だってありますよね。
安全に食べられる「消費期限」の目安と保存方法はこんな感じです↓↓

①常温（冷暗所で）・・・１～２日
常温だと、求肥もやわらかいまま保存できます。
しかし時間がたつと、いちごやあんこから水分が出てベタついてくることも。

また、暑い時期はいちごが痛む可能性が高いので、常温保存は厳しいですね・・・

②冷蔵・・・1～2日
ひとつずつラップにくるんで冷蔵庫へ。
常温保存よりも安全な保存方法ですが、冷蔵時間が長くなると、低温のため求肥が固くなってきます。

③冷凍・・・7日程度
いちご大福は冷凍できます。
１～２日で食べきれない場合はひとつずつラップに包んで冷凍しましょう。

ただし、解凍には注意が必要です。
いちご大福を、冷凍室から冷蔵室に移してゆっくりと解凍します。
いちごが溶けるときに、どうしても水分が出てべちゃっとしてしまうので、いちごがちょっと凍ってる、くらいの状態で食べると作りたてとは違う食感が楽しめますよ♪

甘さとさわやかな酸っぱさが絶妙にマッチした、定番の和菓子
「大福」に「いちご」の組み合わせを最初に考えた人は天才ではないでしょうか

そして、意外に簡単に手作りできるのも、いちご大福の魅力のひとつ。
手作りすると、好きなだけ食べられますし（笑）、おすそ分けしても喜ばれます。

やっぱり、作りたてが一番おいしいですが、食べるまでに少し時間がかかる場合は、今日ご紹介した方法を試してみてくださいね♪

「作りすぎちゃった！」
「たくさんいただいてしまって食べきれないよ～・・・」
というときは、冷凍保存してみてください。