「生クリームは腐るとどうなるの?正しい保存方法や余った時の使い道が知りたい!」
生クリームはあまり頻繁に買うことはないですよね。
でもたまに料理のレシピなどに、『生クリーム 大さじ1』などと書いてあったり、お子さんがいらっしゃるご家庭ではケーキを手作りするなどということもあるかと思います。そうなると買わなくてはならないときもありますよね。
いざ買ったはいいものの使うのは大さじ1だけ…。
ほとんど余ってしまいます。
また、ケーキに使用するために多めに購入したけど、未開封のままで全く使用せず、冷蔵庫に置いていたらいつの間にか賞味期限が切れていた!という経験はありませんか?
・賞味期限が切れた生クリームは使用できるの?
・見た目がどうなっていたらアウト?
・正しい保存方法や使い道が知りたい!
こんな悩みを解決する方法をご紹介します!
生クリームが腐ってるかどうかを見分けるポイント
「あれ?この生クリームもうダメかな?」と見た目で判断するにはどこを見れば良いのでしょうか?
見た目で分かるポイント
✖カビが生えている
これはもう完全にアウトだと分かりますね。普通の食材にも現れるみどりっぽいカビです。
発見した場合はすぐに捨てるようにしましょう。
✖塊ができている
生クリームは菌が増殖し腐敗すると、水分と油分が分離するので塊ができます。
3㎝以上の塊が確認できる場合は使用しないようにしましょう。
✖色が黄色くなっている
白かったはずの生クリームが何やら黄色くなっている…。
すぐに使用するのは危険な場合があるので注意しましょう。
※”塊ができている”と”色が黄色くなっている”は、傷んではいますが使用できる場合もあります。
腐っているかの判断は次のポイントで確認しましょう。
臭いで分かるポイント
見た目よりもよく確認する必要があるのは臭いです。
✖酸っぱい臭いがする
少しでも臭いが「酸っぱいかな…」と感じたら、使用するのは止めるようにしましょう。
味も不味くなっていますし、身体にも良くないです。
・塊ができている場合
大きさが3㎝以下で臭いが酸っぱくないときは使用できます。
・色が黄色くなっている場合
生クリームの色が多少黄色くても、臭いが酸っぱくないときは使用できます。
まずは見た目を確認し、臭いを必ず確認するようにしましょう。
生クリームの賞味期限ってどれくらい?
生クリームは購入してからどのくらいもつのでしょうか?
未開封なら
乳製品である生クリームの賞味期限はとても短いです。未開封でだいたい10~15日くらいです。
ですが賞味期限は出荷時に決まるものなので、店頭に並んでいるものは7日くらいになっていることもあります。
・未開封のまま賞味期限が過ぎてしまった場合は使える?
✖未開封でも賞味期限が過ぎたら食べないで
普通の食品よりも乳製品は腐りやすいので、
少し過ぎてたとしても食べないのが安全です。
開封後は更に傷みやすくなります。
もって2日くらいだと思うと良いでしょう。
なるべく早く、一度で使い切るのが1番です。
ホイップ状態では
泡立て器で作ったホイップクリームはどのくらいもつのでしょうか?
・純生クリームは長持ちしない
動物性乳脂肪のみなので、賞味期限は10日ほどです。
開封したままにするよりは少し長持ちしますが、あまり長期間は置いておくことができません。
生クリームは添加物が一切使用されていないものを指します。
その分傷みやすく、賞味期限も短いんです。
ちなみに…
・植物性クリームの場合
乳脂肪に植物油脂などの添加物が加えられたものです。
賞味期限は1ヶ月ほどもちます。
(すでにホイップの状態で売られているものも、大体1ヶ月ほどもちます。)
添加物が加わっただけで、こんなにも賞味期限に差が出るんですね。
生クリームはとっておくことができる?保存方法は?
どうしても余ってしまう生クリームをとっておくには、液状のまま・ホイップ状態どちらも冷凍保存すると長持ちします。(約2~3週間)
液状のままでの保存方法
1.少量ずつ分けて保存する場合
ラップで少量ずつ巾着のように包み、輪ゴムで止めます。
まとめてフリーザーバックに入れて、空気をしっかりと抜いて冷凍保存します。
2.全量まとめて保存する場合
タッパーに全量入れ、フタをしっかり閉めて冷凍保存します。
★使用方法★
解凍後は脂肪と水分が分離するので、舌触りがイマイチになります。
加熱調理に使用するようにしましょう。
凍ったまま、または自然解凍後にシチューやポタージュなどに使用すると良さそうですね。
ホイップ状態での保存方法
1.少量ずつ分けて保存する場合
アルミのトレーにクッキングシートを敷き、少量ずつ絞り出し、ラップをしていったん凍らせます。
凍ったらひとつずつラップで包み、まとめてフリーザーバックに入れて、空気をしっかり抜いて冷凍保存します。
2.全量まとめて保存する場合
タッパーに全量入れ、フタをしっかり閉めて冷凍保存します。
★使用方法★
砂糖を入れてホイップしたものは、解凍後もなめらかなままです。そのまま使用できるので、デザートなどに添えても良いですね。
砂糖が入っていないものは、舌触りが悪くなっているので、加熱調理に使用するようにしましょう。
生クリーム無駄にせず使い切るには?
一番良いのは一度で使い切ってしまうことです。
液状のまま・ホイップ状態それぞれの使い道を紹介します。
開封した生クリームを使い切る!
普段のお料理に牛乳の代わりとして、加熱して使うと美味しく食べられます。
★余った生クリームでクリームグラタン★
(2人分)
・じゃがいも…2個
・玉ねぎ…1/2個
・ベーコン…4枚
・ブロッコリー…3房
・薄力粉…大さじ2
・生クリーム+牛乳…200㎖
・にんにくチューブ…2㎝
・塩こしょう…少々
・粒マスタード…適量
・とろけるチーズ…適量
1.じゃがいもはひと口大、玉ねぎは薄切り、ベーコンは1㎝幅、ブロッコリーは茹でて小さく分ける。
2.じゃがいもを耐熱皿に乗せラップをし、600Wで2分半加熱する。
フライパンにサラダ油をひき、玉ねぎ・ベーコンを炒める。
3.玉ねぎがしんなりしたら、じゃがいもを加え炒める。
火を止めて薄力粉を全体にまぶす。
4.生クリームと牛乳を加え、再び火にかける。
煮立ってきたらにんにくを入れ混ぜる。
弱火で煮ながら粒マスタードを入れ、塩こしょうで味を整える。
5.耐熱皿に入れ、ブロッコリーを加え、とろけるチーズをのせて、オーブントースターでチーズに焼き色が付くまで焼いて完成。
生クリームを使用することにより、グラタンに濃厚さが増してとてもクリーミーになります。
お子さんも喜びそうなメニューですよね。
ホイップ状態の生クリームを使い切る!
ホイップした生クリームはそのまま食べても美味しいので、加熱調理などはせず、デザートなどに添えるのがおススメです。
★コーヒーやココアに浮かべて★
いつものコーヒーやココアに浮かべるだけで、ちょっとオシャレで美味しい飲み物に変身!
クリーミーになって更に飲みやすそうですね。
★スコーンなどの焼き菓子と一緒に★
自宅で簡単にできるスコーンを作って、ジャムなどと一緒にホイップも添えちゃいましょう。
お子さんのおやつタイムにもピッタリです。
ちなみに私は以前、液状のままの生クリームが余った際、コーヒーゼリーを作って、かけて食べました。売り物みたいでとても美味しかったです。
ホイップ状態の生クリームが余った際には、みかんの缶詰を混ぜて、食パンでサンドイッチにして食べました。クリーミーな甘さの中にみかんの甘酸っぱさもあり、とっても美味しかったです。
自宅で簡単にできるものばかりなので、ぜひ試してみて下さいね。
まとめ
『生クリームは腐ると見た目で分かるのか?賞味期限と無駄にしない保存や使い道』について紹介しました。
・見た目よりも臭いをよく確認する。
・賞味期限が短いので早めに使い切る。
・保存する場合はなるべく冷凍で。
・アレンジレシピを活用して生クリームを消費する。
料理やお菓子作りに使うことが多い生クリームですが、その賞味期限は他の食材に比べとても早いです。
できるだけ一度で使い切り、保存する場合は正しい保存方法を確認するようにしましょう。