春になると、菜の花がスーパーや市場で売られているのをよく見かけますね。
市場で売られている菜の花の多くは、黄色の花びらがまだ咲いていない状態です。
黄色い花びらを飾りにすることはありますが、実際に食べる部分として使われることは少ないです。
それでは、私たちが普段食べている菜の花の部分って、一体どこなんでしょう?
もしかして、花自体は食べるのに向いていないのかな?
この疑問を解消するために、もっと詳しく調べてみることにしました☆
菜の花の食べられる部分
私たちがよく食べる菜の花というのは、菜の花の葉や茎、花蕾の部分です!
スーパーで見かける菜の花には、こんな種類があります。
・茎から花蕾の部分がセットになっているもの
・葉と茎が束ねられているもの
・花蕾だけがパックに入っているもの
茎は、手で簡単に折れるほど柔らかい部分が食べられます。
硬い部分は食感が悪いので、さよならしましょう(笑)。
「つぼみということは、花が咲いたら食べられないの?」
と心配する人もいますが、花が咲いても食べられますよ♪
ただ、花が開くと菜の花は全体的に硬くなって苦みが強くなるので、花蕾の時が一番おいしいんです。
だから、スーパーでは花が咲く前の菜の花がよく売られているんですね。
新鮮な菜の花の見分け方
新鮮な菜の花を選ぶコツをお教えします。
閉じた花蕾を選ぶこと
開いていない花蕾のある菜の花を選びましょう。
開いてしまった花は食感が悪く、苦味が強くなります。
茎の切り口が新鮮なものを
店頭に並んでいる菜の花は、茎が切られています。
切り口が乾燥していない、新鮮な状態のものを選んでください。
茎が中心まで濃い緑色のものを探す
茎の中心部が濃い緑色をしているものが新鮮で質の良い証拠です。
中心が空洞のものは避けましょう。
おすすめ!菜の花レシピ
菜の花を使った料理には、おひたし、辛子和え、パスタ、炒め物など、いろいろな方法がありますね。
どの部分をどの料理で使うかということを、お伝えしていきます。
葉や茎がたくさんある場合は、おひたしや和え物がおすすめです。
辛子和えは人気のレシピですが、胡麻和えや白和え、マヨネーズ和えもとてもおいしいですよ。
茎から花蕾までの部分は、どの料理にも使えます。
和え物にすると花蕾が食感の面白さを加えてくれますし、パスタや炒め物にも合います。
にんにくと炒めると、菜の花の苦みをうまくまろやかにしてくれます。
花蕾は、茹でてちらし寿司の彩りにしたり、ごはんと混ぜて菜の花ごはんにすると、ユニークな食感が楽しめますよ。
開花した菜の花は苦味が強くなるので、その特徴を生かした天ぷらが特におすすめです!
菜の花を新鮮に保つ保存方法
菜の花を新鮮なまま長く楽しむには、乾燥を防ぐことが大切です。
保湿を意識した保存方法を試してみましょう。
冷蔵で保存するコツ
①菜の花を濡れたキッチンペーパーで優しく包みます。
②そのまま透明のビニール袋に入れて、口を軽く閉じます。
③この袋を冷蔵庫の野菜室に置きます。
菜の花は乾燥しやすいので、しなびないように濡れたキッチンペーパーや新聞紙で包むのがポイントです。
また、袋に入れる際は、茎の切り口を下にして立てると、しなやかさを保ちやすくなります。
冷凍で長持ちさせる方法
①しっかりと茹でた後、冷水で素早く冷やします。
②水気をしっかり拭き取り、使いやすい量に分けます。
③一つずつラップで包んでから、冷凍用の袋に入れます。
④冷凍庫で保存します。
【ポイント】
色をきれいに保つために、茹でる水には約2%の塩を加えるのがおすすめです。
茹で時間は30秒から1分が目安です。
冷凍した菜の花を使うときは、自然解凍して水気を切り、その後加熱してくださいね。
まとめ
・菜の花は、葉や茎、花蕾を食べることができます。
・茎は手で簡単に折れる柔らかい部分だけが食べやすいです。
・花が開いた後も食べることができますが、食感は硬くなり、苦味も強くなります。そんな時は、天ぷらを試してみてください。
皆さんも、菜の花料理に挑戦してみてはどうでしょうか?