もうすぐやってくる年末大掃除の際に、チェックしたい箇所の一つが『障子』
子供が破ってしまったり、ペットが破ってしまったり、ぶつけてしまったり・・・。
で、気が付けば、ところどころ小さい穴があいてるんですよね。
しかし面倒で、破れた個所をそのままにしていませんか?
障子は全部を張り替えなくても、簡単な方法でリメイク・補修をすることができます。
この記事では障子の小さな破れを補修する方法を紹介します。ぜひ参考にしてください。
障子の小さな破れを補修したいのなら
最近は100均やホームセンター、インターネットで様々なものが売られており、障子全体を張り替えなくても、小さな破れなら簡単に補修することができます。
穴の大きさにもよりますが、手軽に補修したいのであれば、部分補修用シールを使用するのがオススメです。
穴があいた部分の和紙を、なるべく平らになるように指で押して裏側から元に戻します。
穴が一つでも、シールは周りにも2~3枚貼ると浮いて見えないのでおすすめです
この時、気を付けたいのが、一度貼ると剥がす時に障子紙が破れてしまうので貼り直しはしないでください。
とても簡単な方法なので、簡単にすぐに直したい場合にオススメです。
障子の穴をおしゃれに補修したいなら
切り紙を使用する
本当に小さな穴や、ひっかき傷であれば、折り紙などを好きな形に切って貼り付ける方法もあります。鳥の形やハート型など、自分の好きな形に切るだけで簡単です。
「紋切り型」という、折りたたんだ紙を型紙通りに切り抜いて使用する方法もあります。
インターネットで検索すると簡単な方法が載っているので参考にしてくださいね。
色付き・柄付き和紙を使用する
汚れている部分や、破れた部分を剥がして、その枠だけを色や柄の入った和紙でリメイクする方法です。
障子の部分補修の手順
① 障子紙を切る
・桟を傷つけないようにカッター等で張り替える部分の格子の内側に沿ってカッターで切り取ります。
② 糊(のり)をつける
・桟にかかるような大きさで自分の好きな障子紙をカットしておきます。そして、桟の上の障子紙に糊をつけます。
③ 障子紙を貼る
・桟からはみ出さないようにカットした障子紙をそっと貼ります。
異なる色や柄の和紙をバラバラに貼るとパッチワーク風になりおしゃれです。
(ただし、かなりのセンスを問われます・・・)
和紙を選ぶときに、障子紙と同じような透け感がある素材を選ぶと上手くいきますよ。
透け感のない素材を選んでしまうとそこだけが暗くなってしまい、障子の魅力が半減してしまうので注意してくださいね。
ガラスシート(ガラスフィルム)
本来は、窓ガラスなどに目隠しとして使用する窓ガラスシート。
今では百均にもシンプルなものから、ステンドグラス風など様々な柄が売られています。
障子紙をきれいに剥がし、桟に両面テープを貼り、ガラスシートを貼り付けると擦りガラスのように見えておしゃれです(画鋲などでとめるのも簡単)。
破れた穴が下に集中しているときは、思い切って下半分をガラスフィルムにすると部屋のイメージがガラリと変わります。
障子紙の剥がし方
・用意するもの
雑巾、ハケ、糊盆(のりぼん:糊を広げるための容器)、糊(のり)、カッター、定規、障子紙、スポンジ、霧吹き、マスキングテープかセロハンテープ
① 古い障子を剥がすため、水を含ませたスポンジで糊が付いている部分の障子紙に水を含ませます(雑巾やハケで水をつけても大丈夫です)。
② 糊が水で溶けたら障子紙を剥がし、固く絞った雑巾で枠などに残った糊や汚れを取ります(水で濡らして5分ほど置くとスムーズです)。
③ 枠を十分に乾かします
④ 障子を平らな場所に寝かせて糊を糊盆へ広げ、丁寧にハケで障子枠に塗ります。
⑤ 障子紙を貼ります
(障子紙のたるみがないように、マスキングテープなどで仮止めすると上手くいきます。真ん中から上下、左右に延ばすように貼り付けます)。
⑥ 余分な障子紙を切り取る。
(定規を枠の端に合わせ、カッターでカットします。この時、すぐにカッターが切れなくなるので替え刃を用意しておくといいですよ)
⑦ しわが気になるところに霧吹きで湿らせて乾かす。
⑧ 全体的に乾かしたら完成!
まとめ
今はとても便利な時代なので、100均で材料をそろえることも簡単です。
小さな破れなど気になっていたけど放っておいた障子。
簡単にリメイクして、気持ち良い新年を迎えましょう(*´▽`*)