炊き込みご飯や混ぜご飯は子供から大人まで大好きですよね。
静岡県ではさくらごはんと言って、具の無い炊き込みご飯が人気です。
浜松出身の私ですが、母もよく作ってくれていたので大好きなのです(*^^*)家庭でも簡単に作ることができるんですよ。
学校給食で出てきたり、子供のころから馴染みがあったりするメニューです。
今回はさくらごはんの作り方、合うおかずやアレンジ方法もまとめてみたので、ぜひ作ってみてください!
さくらごはんの作り方
さくらごはんとは簡単に言うと、しょうゆ味の具の無い炊き込みご飯です。
関東では茶飯という地域もあるようです。
また、東京ではおでんと一緒に食べる人もいます。
浜松市では、「さくらごはん」「おさくら」と呼ばれます。
優しい味付けになっていて箸がついつい伸びてしまい、食欲がないときや子供も食べやすく人気があります。
浜松では学校給食でも人気のメニューで、世代を超えて親しまれている献立です。
混ぜて炊くだけのシンプルすぎる作り方
具を入れないシンプルな材料ため、家庭にある調味料で気軽に出来ます。
炊飯器で作るのももちろんいいですが、土鍋を持っている人は土鍋でもぜひ試してみてください。香りとおこげが絶品ですよ!
・米 2合
・酒、しょう油 大さじ2ずつ
・水 2合の線まで(約340ml)
水にお米を浸けるときは調味料を炊く前に入れてください。
線まで水を入れた後、調味料分水を捨てると計量カップがなくても計り取れます。
味にムラが出ないように、全体を混ぜてから炊飯を始めてください。
食べきれない分は、白米と同様に冷凍することができます。
たくさん炊いて冷凍庫に冷凍しておけばいつでもさくらごはんが楽しめますよ!
さくらごはんと食べるならこれ!
静岡県のソウルフードともいわれるさくらごはん、せっかくならメニューを静岡県で埋め尽くしてください!
・かつおのお刺身
静岡県中部に位置する焼津漁港で水揚げされるかつおは、全国の水揚げ量日本一で知られています。
かつおの刺身の薬味として使用されるのが、新玉ねぎです。
新玉ねぎは春先に旬を迎えるため、春先の上りかつおと共に堪能してください。
ちなみに、新玉ねぎも静岡県西部で盛んに栽培されています。
・干物
沼津漁港は静岡県東部に位置し、干物が有名です。
日本一の生産量と品質を誇っていて、その味は絶品です。
干物はクッキングシートを敷いたフライパンで焼くこともできるのでぜひ試してみてください。
・チンゲン菜のわさびマヨ和え
わさびが産地であることは全国的にも有名ですが、実はチンゲン菜も全国有数の産地です。
茹でたチンゲン菜にわさびとマヨネーズを和えるだけでできます。
アクセントにカニカマや竹輪も一緒に和えるのもおすすめです。
・おでん
さくらごはんは東京ではおでんと一緒に食べられているようです。
静岡県のおでんは、静岡おでんと言われていて地元で親しまれています。
静岡おでんの特徴として、アジやサバ、イワシ等から作られている黒はんぺんがあります。
また、青のりやだし粉をかけて食べるのは簡単にマネすることができると思うため、ぜひ挑戦してみてください!
さくらごはんアレンジ方法
・おにぎりにする
そのまま食べるのももちろんいいですが、おにぎりにすると食べやすくなり、旨味も凝縮されます。
我が家では焼きおにぎりにして食べることが多いです。
さくらごはんを焼きおにぎりにすると、中まで味が付いていて表面に塗ったしょう油の風味がより増すため、普通の白米で作った焼きおにぎりよりもおすすめです!
わたしが通っていた小学校ではさくらごはんの日は、おにぎり大会の日でした。
一人ひとりにラップが配られ、クラス内で誰が綺麗におにぎりを作ることができるかというイベントがありました。
自分で握ると普通にご飯を食べるより食べ残しが少なくなるようです。
具のある炊き込みご飯とは違い、おにぎりにしやすいため、お子様のいるご家庭ではぜひ作ってみてください!
・二色丼のご飯にする
そぼろと卵の乗った二色丼のご飯を、さくらごはんに変えてみてください。
そぼろにもさくらごはんと似たような調味料が使われているため、卵の甘さとそぼろのショウガがより引き立ち、より深みのあるどんぶりになります。
・卵かけご飯
ご飯がすでにしょう油味のため、ご飯に直接しょう油をかけて食べる卵かけご飯とは少し違う味わいになります。
お米をしょう油で炊くことで、しょう油の角が取れているため、しょう油の旨味と卵のまろやかさが最大限に引き出されます。
最後にオリーブオイルを加えることでさらにコクが増すため、ぜひオリーブオイルをかけたのとかけてないのと比較してみてください!
炊けたご飯の様子がおかしい!硬いときやべちゃべちゃのときの原因と対処法
さくらごはんも調味料を使って炊いているため、分類的には炊き込みご飯です。
ご飯が硬かったり、べちゃべちゃになったりすることは炊き込みご飯に多く見られます。
炊けたご飯が硬いとき
水も調味料も分量通りだったのに何故か硬い!というときがあります。
これはお米が水を吸いきってない時に起こる現象です。
表面だけに火が通ってしまってお米の中まで火が通らなかった場合に硬くなってしまします
対処法は、お米に水を吸わせる必要があります。
時間があるときは30分~1時間ほど浸けてください。
急ぎの場合は40~50度のお湯に15分ほどつけてください。
浸けるときに調味料は後で入れてください。
調味料も一緒に浸けてしまうと浸透圧の関係で水がお米の中に染み込みにくくなってしまいます。
べたべたになってしまう場合
上の方は硬いのに、混ぜてみるとべたべたというときがあります。
これは炊飯器のパワーが足りていない証拠です。
3合炊きの炊飯器だったら、1.5~2合で、5合炊きの炊飯器だったら4合以下で炊いてみてください。
3合炊きでよく起こる現象です。
具の入っていないさくらごはんではこのような現象は比較的少ないですが、具が入っているときは気を付けるようにしてみてください。
炊飯器のパワー以外に、お米の種類も関係しています。
特に新米は水の吸収率が高いため、水の量を少し減らしてみるか、古米で試してみてください。
山形や新潟のお米が比較的もっちりしたお米のため、ちょうどお米を買うタイミングなら使用してみるのもいいと思います。
お米の袋においしい炊き方の方法が書いてあることがあるため、そちらもぜひ参考にしてみてください!
まとめ
しょう油の香りが食欲をそそる、さくらごはんについてご紹介しました!
桜が咲くとかけて、合格祈願の縁起物として、受験の日のお弁当に持って行く家庭も多く、お祭りやお祝い事、イベント、ちょっといいことがあった時に食べることが多いです。
具が入っておらずしょう油で味をつけているため、普通のご飯や炊き込みご飯よりも腐りにくく、また冷めても美味しく食べられることからもお弁当におすすめです。
アレンジもしやすい静岡のソウルフードのさくらごはん、ぜひ作ってみてください♪