今年は夏の暑さピーク時にハエを見るのも少なかったような。暑さで蚊の発生が現象しているという話は聞いたけど、ハエもそうなのでしょうか。
ハエってなんとなく、嫌われているイメージがありますね。私も嫌いです。
だけど、ハエがいることによるメリットもあるのですよ。
邪魔だ邪魔だと思っているのは私の都合であり、ハエにも実はちゃんと役割がある。
ハエを見る目が変わるかもしれません。
ハエの良いところを調べてみた
・不潔な印象がする
・見ていて不快になる
・感染症を媒介するかもしれないものもいる
さまざまな害虫イメージがあるハエです。
ですが無意味に忌み嫌い、そこにハエがいるという状況だけでイライラするのも精神衛生上よくないので、違う側面からハエを眺めてみようと思いました。
そう、ハエには益虫としての側面もあるんです。
分解者としての役割
腐食性のハエの幼虫は、動植物の分解者として生態系において重要な役割を担っています。
分解者的な生物がいなければ、野にあるさまざまな生物の死体、糞便、腐敗物もなくなってくれずに、世にあふれていくことになるのです。
他の害虫の天敵となるものもいる
ヤドリバエという科目のハエの中には、農作物を食べ荒らすような害虫を攻撃してくれる種類が存在します。
他の農業害虫に寄生して殺してしまうのです。
この種類のハエが自宅にいれば、農作物を害虫からの攻撃から防げます。
また、イエバエ科の幼虫の中には、衛生害虫になるハエの幼虫の天敵になるものもいるようです。
受粉に一役買っている
ハエは種苗会社などによる品種改良で、受粉のために利用されることもあります。
また、世界最大の花ラフレシアはハエの受粉により子孫を残しているという事実も。
ちなみにラフレシアってこんな花です。
気持ち悪いですね……
ラフレシアは、強烈な臭いを発することで現地に生息しているクロバエ科のオビキンバエ属のハエなどの昆虫をおびき寄せます。
その匂いというのは、『死肉のような臭い』や『トイレの臭い』などと例えられるようです。
ハエが好む臭いなのでしょうね。
命を救うこともある!?
ハエの幼虫であるウジも益虫としての働きがあります。
その働きの一つとして代表的なのが、マゴットセラピーという治療に使われていることです。
マゴットとはハエの幼虫であるウジ虫のことを指します。そのウジ虫を、人体の壊死している部分に利用すると、傷口の菌や壊死部分のみを食べてくれます。これによって、正常な肉体の細胞が生成するのを手助けしてくれるのです。
諸外国ではとてもメリットのある治療法であると認識されているそうです。
Youtubeで「マゴットセラピー」とか「ウジ虫 治療」で検索したらすぐに見れます。
私も試しに検索してみましたが、最初の画面を見ただけで「あ、ムリ。」となり再生はできませんでした。興味のある方は見てみてください。
まとめ
どうでしょうか。
意外にも、社会貢献している様子です。
ハエだって役に立っている。なにより一生懸命生きている。
なんとなく不潔な感じで食べ物に触れていようが、仕事中、頭の周りをブンブン飛び回ろうが、
ハエにだってその役割があるのだから、広い心でもって……………
とは ならないよね。
今日も私はそんなハエさんを見つけたら、退治すると思います。
では。