端午の節句であるこどもの日が近づいてくると、スーパーやコンビニに柏餅が並びますね。
この時期だからこそ食べられ、季節を感じることができる和菓子です。
・毎年作っているけど、柏餅の葉が余るのがもったいない
・柏餅の葉が余るのが嫌で、葉を使用せず作っているが香りがしなくて物足りない
・葉っぱの扱い方がわからなくて柏餅を作るのを断念している
・葉っぱを保存できるのであれば、息子夫婦や孫が会いに来るタイミングで作ってあげたい!
という人に向けて、柏餅の葉っぱの保存方法についてまとめました!
また、柏餅の葉を巻く理由や表裏等の巻き方の決まりなど、今すぐにでも人に話したくなるような情報も一緒にまとめましたので、参考にしてくださいね(*^-^*)
柏餅に使う葉っぱの保存方法。長持ちさせるには?
保存方法はいくつかあります。
市販で売っていて加工されている柏餅の葉の場合
■冷蔵庫で保存
空気をしっかりと抜き、冷蔵庫の湿気の少ないところで保存してください。
しかし、2-3ヶ月しか持ちませんので、来年も使いたいとなると冷蔵庫保存は向きません。
■冷凍庫で保存
こちらも冷蔵庫保存と同様にしっかりと密封して保存してください。ヒートシーラーやはんだごて等を使い密封するとなお良いです。
冷蔵、冷凍問わず小包装にして保存すると次に使うときに使いやすいですよ。
翌年まで使えますが、葉っぱの水分が抜けやすいため、割れやすくなりるので、その点は注意が必要です。
生の柏餅の葉の場合
塩漬けにする方法もありますが、生のため出来るだけ早く使ってしまうのがおすすめです。
柏餅の葉っぱを保存するとどうしても緑色が抜けて茶色になってしまいます。
気になる人は毎回買い直すことをおすすめします。
柏餅の葉っぱは普通のスーパーではなかなか手に入りにくいものです。
ネット販売等を使って上手に手に入れましょう!
ネット販売で買う場合、こどもの日はゴールデンウィーク期間中の為、配達が止まってしまう可能性があります。出来るだけ前もって準備をしましょうね。
保存していたものを使う時の注意点
冷凍したものは、自然解凍してから使いましょう。
作る前日に冷凍庫から冷蔵庫に移しておくと当日慌てずに済みます。
冷蔵、冷凍したものは使う前に必ず水で洗いし、水気を取ってから使用しましょう。
なぜ葉っぱを巻くの?柏餅の葉の意味とは?
葉っぱを巻く理由は、香りも楽しみながら食べるためです。
また、昔は大きな葉をお皿代わりにしていたこともあり、餅が手にくっつかないようにする役割もあります。
発揮性物質を持つ柏は木や枝が傷つくと自浄効果を発散するため、餅の乾燥を防ぎ腐りにくくし、葉で餅を包むことで手で直接餅を触らない為、衛生面でも重宝されています。
柏餅の葉っぱは新芽が出るまで古い葉は落ちない植物です。
そのことから、子供が産まれたときに親が生きている、家系が途絶えないという子孫繁栄の象徴とされ、その縁起を担い、江戸時代に広がったと言われています。
柏餅の葉の巻き方/裏表など決まりはある?
柏餅の葉をよく見ると、柏餅の葉の表面を表にして巻いてあるものもあれば、葉の裏面を表で巻いてあるものがあります。
一般的に表面で巻いてあるものは、餡が小豆あんで生地が白いものが多いです。
一方で、裏面で巻いてあるものは、餡が味噌餡で生地は薄ピンク色のものが多いです。
また、お店によっては葉の色を利用し、こしあんとつぶあんを一目でわかるようにしているところもあります。
柏餅を作ったり、食べたりする際には気にしてみるといいと思います。
柏餅の葉っぱは食べられる?
基本的には柏餅の葉っぱは食べません。
自然のもののため、食べられないことはありませんが、葉は厚く繊維も多いため美味しく食べられるものではありません。
市販で売られている柏餅も葉っぱは捨てることを前提として作られているため、剥がして食べましょう。
食べられるけど、食べないほうがいいと言われるとなんだか食べてみたくなりますよね(;’∀’)
ですが、実際に食べたことのある人に感想を聞くと、筋っぽくて硬く、美味しくないとのことでした。
せっかく生の葉っぱをもらったし余すことなく堪能したいということなら、出来上がった後、葉を巻いた状態で蒸すといいと思います。
電子レンジを使いたい場合、柏餅が乾燥しないよう、一度水にくぐらせます。
ラップに包み、3秒ほど加熱します。
こうすることで、お餅はふっくらとし葉はしんなりし、香りもさらに感じることができます。
出来立ては、葉っぱをはがして食べて、翌日蒸したものを食べ2つの違いを比較するのもいいですね。
まとめ
葉っぱで包まれている理由を理解すると、昔の人の知恵は素晴らしいなと感じることができます。
柏餅を食べることがより楽しみになりますね。
毎年の端午の節句であるこどもの日には、子供たちの成長を祝い、柏餅を美味しくいただきましょう!