佐渡に巨大ウサギがいる?
その正体は、2018年11月に完成した新潟県佐渡市にある長谷寺(ちょうこくじ)の「うさぎ観音」
高さは約6メートルにもなり、胸には長谷寺のご本尊である十一面観音が刻まれています。
インパクトのあるそのお姿。
昼と夜のギャップにも注目が集まっています。
話題が沸騰し、県外からも参拝客が訪れているのだとか。
今回は、長谷寺のうさぎ観音について
アクセス情報(場所・行き方)や、夜になって目が光る怪しげな雰囲気もご紹介します。
また、『なぜうさぎなのか?』の謎にも触れていきたいと思います。
佐渡に巨大うさぎ?うさぎ観音とはなんぞや?
うさぎ観音は、
新潟県佐渡市の真言宗豊山派北豊山・長谷寺(ちょうこくじ)に建立されています。大型バスも入れる大きな駐車場の中にあります。
立ち上がったウサギを模した石造で、高さは台座を含めると約6メートルにも。
そして何よりも衝撃的なのは、立ち上がったウサギがクワっと胸を開き、そこから十一面観音が顔を覗かせている……このお姿。
(長谷寺の十一面観音は国指定の重要文化財になっています)
初めて見た時は度肝抜かれました。子供が見たら泣くんじゃないか…
草取りを手伝うウサギ達
長谷寺は、国の有形文化財にも登録されています。「花の寺」としても知られており、時期になると咲き誇る牡丹が有名だったりします。「ボタン寺」とも言われていましたね。
2006年頃から、境内の草花や参拝者への影響を考慮し、除草剤を使わないという取り組みをはじめ、代わりに境内に放し飼いにされたウサギに雑草を食べてもらっています。
140羽にもなるウサギたちが、境内の草刈り役を担っているというわけです。
たしかに、駐車場に入るとすぐ、ウサギがそこらじゅうにいます。
ケージに入ったうさぎもいます。
ケージに入ったウサギはいわゆる「修行中」なのだそうですが、つい草をあげたくなり、近くに生えている雑草をむしって与えました。結局、人が草を取っている状態になり、意味が分からなくなります。
住職によると、「草取りという形でお寺を守ってくれるウサギへの感謝の気持ち」が、うさぎ観音には込められているそうです。また、佐渡の観光に貢献したいという思いもあり、うさぎ観音は作られました。
ひょっこり顔を覗かせている十一面観音については
ウサギさんは境内の雑草を食べて寺を守ってくれています。
「では、ウサギさんは誰が守るのか」との思いから、「十一面観音様、ウサギさんをどうかお守りください」とウサギさんの胴体に刻み込んでいます。
とのことです。
住職はおしゃべり好きな方なのか?とても気さくな感じでお話してくれます。
突然ポケットから子ウサギを出すので、これまたギョっとします。
子ウサギはかわいいです。
御朱印も完成!
2019年春頃から、うさぎ観音の御朱印のお授けも始まったようです。
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佐渡金山をイメージした金色の御影で、こちらも個性的ですね。
特徴をとらえつつ、可愛らしさもあります。
御朱印集めをされている方も、そうでない方もぜひ記念に(*’ω’*)
参拝の際には御朱印所にも寄られてみてはいかがでしょうか。
うさぎ観音を見に行こう!長谷寺への行き方は?
真言宗 豊山派 北豊山 長谷寺
佐渡市長谷13
TEL:0259-66-2052
http://sado-choukokuji.jp/
【佐渡へのアクセス】
JR上越新幹線で新潟駅に向かい、万代口からタクシーまたはバス佐渡汽船新潟港へ。
新潟港からは、ジェットフォイルかカーフェリーに乗船(ジェットフォイルは約65分。カーフェリーは約2時間30分かかります)
【両津港から】
佐渡に着いたらレンタカーの利用が便利です。両津港から車で約30分ほどで、長谷寺に着きます。
カーナビは「ちょうこくじ」で検索しましょう。「はせでら」ではヒットしてくれません。
ギャップがすごい!夜になると妖しく光る眼
このうさぎ観音、夜になるとまた一味違った姿が見られます。
目が赤く光るんです。
発光ダイオードが仕込まれており、太陽光発電で蓄電して暗くなると目が光る仕様になっています。
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どうですかこのラスボス感。観音様がより怪しく浮かび上がっております。
本当は「レーザー光を発射する予定だった」のですが、「法令上の問題から断念した」そうです。
いったい何を作ろうとしていたのか……
なぜ赤い眼にしたのか……
わざわざ下からライトアップして不気味感を増幅させているのはどういうことなのか……
ツッコミどころが満載です。
夜のうさぎ観音は独特のオーラをまとって、駐車場内を飛び回るウサギたちを見守って(?)います。(ウサギは夜行性ですのでね)
暗くなってからうさぎ観音様を見に訪れる方は、注意しながら車を停めてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
『佐渡の巨大ウサギ』こと、うさぎ観音様を拝みに、ぜひ佐渡へ足を運んでみてください。
かわいい草取りウサギにも会えます。
せっかくなら、夜のうさぎ観音もご覧になることをおすすめします。怖いです。
車でお立ち寄りの際は、駐車場に放し飼いのウサギ達に注意してくださいね。
また、長谷寺では140羽ものウサギを飼育しており、特に冬場は雑草が少なくエサ代のやりくりがとても大変とのことです。
うさぎ観音の参拝の際、もしよろしければ善意のご協力をお願い致します。
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