みかんの皮は漢方薬としても用いられている、と聞いたことはないですか。
漢方薬のひとつである「陳皮」は、乾燥させたみかんの皮なんです。
でも体に良いらしい、とは聞いていても実際にどう食べたらいいのか、どう体に良いのかわからないことが多いですよね。
この記事では、みかんの皮を食べることの効果と食べ方、そして食べる際の注意点についてご紹介します。
みかんの皮を食べるとどんな効果がある?みかんの皮の栄養とは?
漢方薬にもなるみかんの皮には、次のような効果が期待出来ます。
・咳止め
・たんやのどの痛みを取り除く
・胃炎や胃もたれの緩和
・血行促進
・リラックス効果
・美肌効果
・むくみの予防・改善
みかんの皮を食べるときはそのまま?おいしく食べるには?

みかんの皮をそのままチーズケーキやシフォンケーキに混ぜ込む方法もありますし、そのまま皮を食べる、という人もいます。
しかし、ひと手間かかっても乾燥させることで、お茶として煎じたり、細かく砕いて他の料理に混ぜやすかったりと手軽に取り入れることが出来ます。
みかんの皮の干し方
1. みかんの皮を洗います。
2. 皮を適当な大きさにちぎってから、重ならない様にザルやネットなどに広げます。
3. 風通しの良い日陰に1週間から10日ほど置いて、パキパキになるまで乾燥させます。
外に干す場合、夜は取り込んだ方が良いでしょう。
乾燥の目安としては、手でポキっと折れるくらいです。
折ってみたときにグニっとなるようであば、まだ乾燥不足です。
どうしても乾燥が足りない時は、電子レンジで乾燥させる方法もあります。
500Wで30秒ほどの加熱を、パキパキになるまで繰り返してください。
その際に焦げないよう、加熱時間は調整してください。
また、皮の内側にある白い筋の部分にも栄養があるので、取らずにそのまま乾燥させましょう。
乾燥させたものは密閉容器などにいれ、乾燥剤などと一緒に置くことで常温で半年以上持たせることが可能です。
みかんの皮をおやつに
みかんの皮をおやつとして食べる方法もあります。
1. みかんの皮を5~7㎜幅くらいに切って、2~3回茹でこぼします。
2. 砂糖(みかんの皮の重さの6割程度)と少しのレモン果汁と一緒に煮詰めます。
3. 煮詰めたみかんの皮をクッキングシートに並べ、天日に干します。
4. 乾燥したらグラニュー糖をまぶして完成です。
煮詰める際の砂糖の量は、お好みで加減してください。
また、4.でグラニュー糖をまぶす代わりに湯銭したチョコでコーティングしても美味しいです。
みかんの皮を食べるときの注意点!
無農薬栽培のみかん以外は、表面に農薬が残っている可能性もあるため、皮の表面を洗ってから食べるようにしてください。
中身を食べた後でも洗うことは出来ますが、食べる前の方が洗いやすいです。
重曹を使ったみかんの洗い方
1. ボールに水を張り、小さじ1~2杯の重曹を溶かして重曹水を作ります。
2. 重曹水に1~3分程みかんを浸けます。
あまり長く浸けすぎないようにしましょう。
3. みかんの表面を擦り洗います。
4.水でよく洗い流します。
野菜を洗うこともできる台所用洗剤を使っている場合は、その洗剤で洗っても大丈夫です。
まとめ
体に良いことが色々あるとわかったみかんの皮ですから、出来るだけ無駄なく頂きたいですよね。
皮についた農薬などは洗うことで落ちますが、心配な場合は無農薬や減農薬と明記してあるみかんを選んだ方が良いでしょう。
みかんを食べる度に毎回は面倒、という場合でもみかんを頻繁に食べるなら、1回だけ試しに食べてみてはいかがでしょう。