冬は毎日のようにみかんを食べている、という人も少なくないのではないでしょうか。
食べ終わったみかんの皮、何かに使えたらいいのに・・・と思いますよね。
実はみかんの皮は、掃除に使えたり食べられたりと、色々使えるんです。
その中でも今回は、入浴剤としての使い方をご紹介します。
みかんの皮はお風呂にそのまま入れてもいい? 乾燥させたものと効果の違いはある?
みかんの皮を干した場合も干さない場合も、入浴剤としての効果に大きな違いはありません。
しかし干すことにより、みかんの皮に含まれる「ソラニン」という物質を減らすことが出来ます。
「ソラニン」には紫外線を吸収しやすい性質があるため、色素沈着を起こして肌のトラブルを起こす原因になる可能性があります。
お風呂に入れるみかんの皮の量はあまり多くないので、肌に残っても気にならない程度かもしれませんが、冬のうち何度もみかん風呂に入るといった場合にはやはり、減らせた方が良いでしょう。
また、干した皮でもそのままの皮でも、どちらを使った場合でも、ソラニンを洗い流すためお風呂を上がる際には顔や体をシャワーで流すことをおすすめします。
また、干していない皮は日持ちしないため、保存に不便です。
食べたその日にお風呂に入れるのであれば差し支えないのですが、みかんを食べる季節が終わってもみかん風呂を楽しみたい、という場合は干しておくと長く楽しめます。
カラカラになるまでしっかり干したものは、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れることで6ヶ月ほど常温での保存が可能です。
みかんの皮のお風呂効能は?
みかんの皮に含まれる成分は、お風呂に入れることで様々な効果が得られます。
だいたいみかん4~5個分の皮があれば十分です。
初めて試す時は、少し少な目で試すことをおすすめします。
リモネン
血行促進作用や保温効果。
血行が改善することで、神経痛の緩和にも効果が期待出来ます。
ビタミンA・ビタミンC
美肌効果
クエン酸
消臭・洗浄効果。
柑橘系の香り
疲労回復効果や、リラックス効果が期待出来ます。
ビタミンC
塩素緩和効果。
お風呂のお湯に含まれる塩素を中和する効果が期待出来ます。
みかんの皮をお風呂に入れたらヒリヒリ痛い!対処法は?
みかんに限らず柑橘系の果皮をお風呂に入れると、ピリピリしたり痒みを感じたり、赤く腫れたりするなどの炎症を起こす場合もあります。
特に肌の弱い方や、小さいお子さんの肌には刺激が強すぎる可能性が高いです。
初めてみかん風呂をするときには、みかんの皮をあまりたくさん入れないようにしましょう。
そして、みかんの皮風呂をするときは、お風呂のお湯を38℃~40℃くらいのぬるめにすることで、ピリピリの刺激を緩和できます。
また、香りや成分を出そうとして皮を揉んだりすると、成分が強く出てきすぎてピリピリの原因となります。
もし入ってみて、ピリピリするなと感じたら、早めに出てシャワーでしっかりと体をながしてからください。
まとめ
みかんの皮をお風呂に入れることで、湯冷めがしづらくなるなど冬には丁度いい効果があります。
また、空気も乾燥しているため、他の季節よりはみかんの皮を乾燥させるのも難しくはないです。
干すことで保存がきき、肌トラブルの原因となり得る「ソラニン」も減らすことが出来ます。
準備が色々面倒であれば、一度食べた皮をそのままお風呂にいれてみても良いでしょう。
リラックスや保温効果を実感できれば、やめられなくなるくらいハマるかもしれませんね。