中華料理によく使われているキクラゲ。コリコリとした食感で、料理のアクセントとして使われますね。
料理のわき役っぽいイメージですが、キクラゲにはどのような栄養素が含まれているのか、知っていますか?
実は免疫力アップや腸内環境を整えるのに有効な栄養素が多い、お利口さんな食材なんですよ♪
今回はキクラゲの効能や、キクラゲの使い方がわからないという人に向けて、キクラゲの効果的な取り入れ方・活用法も記載しました。ぜひこの機会にキクラゲについて学んでみましょう!
最後まで目を通していただけたらと思います。
キクラゲの栄養素や効能
キノコには多くの栄養素が含まれていることをご存知の人も多いと思いますが、もちろんキクラゲも栄養豊富です。

「キクラゲ」っていう名前だけど、実はキノコの仲間です。
おおまかな栄養素について、それぞれ見ていきましょう。
ビタミンD
カルシウムやリンの吸収を助ける作用があり、骨を丈夫にしたり、骨を健康に保ったりする働きがあります。
乾燥キクラゲは全食品の中でもビタミンDの含有量がトップクラスだといわれています。
またビタミンDは紫外線を浴びることで人間の体内でも合成することができますが、近年は直接紫外線を浴びる機会が減ってきています。
このことからも、キクラゲからビタミンDを摂取するメリットはあると思います。
β-グルカン
この成分は人間の免疫機能に関わり、体内の細胞を活性化させる効果があります。
上記のビタミンDとともに、免疫力アップさせる効果があるため、風邪やインフルエンザ予防に役立ちます。β-グルカンは食べすぎても蓄積されずに排出されます。
カルシウム
骨と歯を構成する成分です。カルシウムを摂取することで、骨や歯を丈夫に維持することができ、骨粗鬆症の予防にピッタリの食材です!
また、カルシウムには、筋肉の収縮を調整する機能もあります。イライラを抑え、心を落ち着かせる作用もあります。毎日牛乳を摂取するのは辛いという方でも簡単に取り入れることができます。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維もキノコ類の中でキクラゲには多く含まれています。食物繊維は、食べると水分を吸収して膨らむため、腸を刺激し便秘の改善につながります。
また、糖質の消化をゆっくりさせる作用があります。消化がゆっくりになると、急な血糖値の上昇を防いでくれるため、肥満や糖尿病の予防をする働きが期待できます。
キクラゲはアレルギー予防にも効果的?
アレルギー疾患を予防するためには、栄養バランスに気をつけ、食物繊維を豊富に摂取することが重要です。
キクラゲに含まれているβ-グルカンは免疫力をアップさせ、免疫反応を正常にしてアレルギーを抑える作用があります。
前述したとおり、キクラゲは不溶性食物繊維も豊富です。
アレルギーは腸内環境も影響しているといわれるため、アレルギー予防には腸内環境も整える必要があるんですね。
それを考えると、腸内環境を整えてくれるキクラゲはアレルギー予防効果も期待できます!
しかし、不溶性食物繊維は摂取しすぎると、下痢や腹痛を引き起こしてしまうことがあるので注意が必要です。腸が刺激されすぎちゃうんですね…
キクラゲに限らず、どのような食品でも、これだけを食べていれば健康になれる!という食品はありません。
栄養バランスに気をつけて、まんべんなくさまざまな食品を摂取するように心がけましょう。
効率よくキクラゲの栄養を取り入れよう!
キクラゲに含まれているB-グルカンは空腹時に食べると効率よく摂取出来ます。
また、ビタミンDは油と相性が良いため、炒め物や揚げ物等、油と一緒に調理することでよりビタミンDを吸収することができます。
そのため、空腹時に油と一緒にキクラゲを食べることで効率よくキクラゲの栄養素が摂取できます。
個人的にオススメなのは、スープに入れることです。
日常的にわかめスープや中華スープ、卵スープを飲む人はキクラゲを加えるだけでなので、手軽に続けることができます。
また、入れるだけで食感が楽しくなるため、オススメです(*^▽^*)
さらに効率よく取りたい!という方は、ご飯を食べる前に、キクラゲ入りスープを飲んでから食べ始めてください。
そうすることで空腹時にβ-グルカンを取り入れることができるため、吸収率が上がります。
また、キクラゲには食物繊維も豊富なため、始めに飲むことで食物繊維がスープで膨張するため満腹感が得られます。食べ過ぎ防止にもなるかも…♪
油と一緒に摂取してビタミンDの吸収をあげたい人は、野菜炒めをする時に一緒に入れてみてください。
卵と一緒に炒めるのもシンプルですが美味しいですよ!
余談ですが、卵を焼いた時、時間が経つと水分が出てしまうことがあると思います。
卵を焼く時に片栗粉を少し混ぜて焼くと、時間が経っても水分が出にくくなります。
作ってから食べるまでに時間がある時や、お弁当に使いたいときなど、試してみてください。
まとめ
中華料理でよく使われているキクラゲですが、詳しいことは意外と知らなかった人が多いのではないでしょうか。
キクラゲは乾物でも売られていて、長期保存が可能のため、上手に活用していきたいですね。
他のキノコ類と比べて栄養素が高いため、ぜひ食卓に取り入れてみてください。