茶節とは、鹿児島の郷土料理で、その地域では伝統的に口にされてきたものです。
鰹節と味噌と緑茶で簡単に作れるスープのようなもの。
味噌汁とも言えそうですが、少し違うのはお茶、それも緑茶を使用する点です。
栄養満点で、疲労回復や二日酔いに効く!
と、いわば「エナジードリンク」といった感覚でしょうか。
地元の方は、日常的に飲んでいるのだそうです。
最近では、ダイエットにも効果的という話もありますよ(*’ω’*)


茶節の効果効能とは
鹿児島で親しまれている「茶節」
疲れているとき、風邪のひきはじめ、二日酔いの時などに良く飲まれるのだそうですよ。
茶節の材料は
・鰹節
・味噌
・緑茶
鰹節は人体で作ることのできない必須アミノ酸の9種類が、全て含まれている優秀食材です。
中でも「リジン」というアミノ酸が豊富。リジンは、疲労回復や集中力アップにもつながる成分です。また、血圧を下げる作用もあります。
味噌は、言わずと知れた発酵食品。
こちらも鰹節と同様に必須アミノ酸の含有量が高いです。
イソフラボンも多量に含んでいます。イソフラボンは乳がんや子宮がんなど、婦人科系のがんのリスクを下げる効果があるという研究結果もあります。
緑茶に含まれるカテキンは血中コレステロールや、体脂肪の低下に作用します。
リラックス効果や抗インフルエンザなど、さまざまな効果が期待できます。
ダイエット効果も?
健康効果たっぷりの茶節ですが、ダイエット的観点から見ても、嬉しい効能が盛りだくさんなんです。
鰹節には、満腹中枢を刺激して、食欲を抑えてくれる作用が期待できます。
アンチエイジング効果も♫
味噌は、肥満を抑制する物質が含まれていますし、肝臓を温めてくれます。
緑茶のカテキンは、血中のコレステロールを低下させるだけでなく、血糖値の上昇を抑える効果もあります。
茶節の作り方
茶節の作り方は簡単です。
材料も、だいたいご家庭には普通にあるものでできるので、嬉しいですね。
味噌……大さじ1杯程度(ピンポン玉より少し小さいくらいの量でOK)

鹿児島では、麦味噌が主流なので茶節にも麦味噌を使用しますが、普通の味噌でも大丈夫です。
鰹節……2gから3g(小分けの袋1パック程度)
緑茶……150cc程度
作り方は
1. 味噌と鰹節を器に入れる
2. 熱い緑茶を注ぐ
完成。
今日からすぐにでもできますね。
ネギ、生姜などをお好みで入れてもおいしいです(・∀・)
そのまま飲んでもよいですし、ごはんにかけてお茶漬けのようにしたりもするようです。
緑茶のさっぱり感が出て、さらりと食べられるので風邪など食欲のない時にも良さそうですね。
卵を落としたり具材を入れ、それこそ味噌汁のようにいただいても良し!
さらに栄養価がアップします。