福島の万能調味料『いも床』について紹介します。
作り方や、いろいろな活用方法についてまとめました。
いも床ってなに?
「いも床」とは、会津地方で昔から作られている漬け物床のことです。
漬物床と聞くと、ぱっと出てくるのはぬか床ではないかと思います。
いも床の材料はじゃがいも。
会津では麹を使った漬物もありますが、昔は麹が高値で手に入りにくく、その代用としてじゃがいもを使ったことが始まりです。
いも床はぬか床と違い、発酵食品ではありません。作り方や管理も簡単なので初心者の方にも簡単に作れます。
おいしい漬物ができるほか、魚や肉を漬けて焼いたり、炒め物などにいれたり。
万能調味料としても使えるというのですから、優秀ですよね( *˙︶˙*)و
万能調味料「いも床」作り方
【材料】
・ジャガイモ 3個(中サイズ)
・砂糖180g ザラメがおすすめ
・塩120g
好みで赤唐辛子や 乾燥昆布を入れると、旨味や保全性がアップします。
【作り方】
1.じゃがいもを蒸す。(または茹でる)
2.蒸したじゃがいもをつぶし、砂糖、食塩を入れ、混ぜる。
3.冷蔵庫で3日間寝かせて、砂糖と塩が良く馴染んだら完成。
4.密閉容器できちんと保存することで、冷蔵で約1年の長期保存も可能。
■漬ける時は
野菜を漬け込む場合は、
お好みの野菜といも床を保存袋へ入れ、よく揉んだら冷蔵庫で5~6時間おく。
これだけで、やさしい味の漬物が完成です!
会津では、古くから親しまれている食品なのだそうです。
小さなクズイモの有効活用にもなりますよね。
とても美味しいのに簡単です。ぜひチャレンジしてみたいものです。
いも床を使ってアレンジレシピ
調味料としていろいろな料理に旨みとコクを与えてくれるいも床。
いも床で漬けた素材を使うと、料理が手軽に絶品になります。
お野菜を漬ければりっぱな漬物に♪
ゆで卵を漬けておいたり
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〇鶏むねカツ
・むね肉をそぎ切りにし、酒といも床に10分以上つけておく。
・小麦粉・卵・パン粉をつけて、油で揚げる
ほんのり薄味がつき、あげたてはふわふわな鶏むねカツになります。